昭和ブームを巻き起こした大ヒット作の続編「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(山崎貴監督)が3日、封切られた。メーン館の東京・有楽町の日劇1で行われた2回目の舞台あいさつでは、男性客が突然ステージに乱入するハプニング。主演の吉岡秀隆(37)、堤真一(43)らが取り押さえたが、女優陣は大事を取って舞台から引っ込む事態になった。それでも全国での動員は前作の初日比280%と絶好調スタート。目標動員は1000万人で、興収100億円超のメガヒットも見えてきた。
配給の東宝によると、ハプニングが起きたのは日劇1で行われた2回目の舞台あいさつ。6番目の堀北真希(19)のところで前方に座っていた30代くらいの男性客が突然、ステージに向かって突進したという。
男はスタッフを振り切って舞台上手から階段を上ろうとしたが、吉岡、堤が壇上から制止。男を取り押さえるとスタッフに引き渡した。堤は制止する際に足を滑らせてステージから落ちたが、けがはなかった。男は丸の内署に引き渡され、お説教と謝罪文を提出して解放されたが堀北の熱烈なファンだと話していたという。
予想外の出来事に場内は一時騒然。キャスト陣はいったん退場したが、吉岡は引き際に「心配しないでちょっと待ってて下さい」と客席にひと声。不測の事態に備え、堀北を始め小雪(30)、薬師丸ひろ子(43)、もたいまさこ(55)の女優陣は退場。吉岡、堤、三浦友和(55)、山崎監督(43)の男性陣だけで再開した。この日からスタートしたフジテレビ系連続ドラマ「SP」でSP役を演じている堤は役柄そのままの体を張るハプニングに、「今日から『SP』が始まります」としっかりPRと笑いを取り、異様な雰囲気に陥った会場を、一瞬にして和やかムードに変えてみせた。
初回の舞台あいさつでは、キャスト陣が入場すると900人以上で埋まった観客が立ち上がってスタンディングオベーション。三浦が「ちょっと涙が出そうになりました」と話すなど、感動のスタートを切った直後のハプニングになったが、客足は順調。午後3時段階で興収35億円、動員284万人を記録した前作の初日と比べ280%と製作発表時に掲げた目標1000万人に向け、絶好の滑り出しになった。
単純計算すると、興収100億円も視野に入ってきており、実写邦画では03年の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」以来のメガヒットになる可能性は十分だ。
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