岡山市内の司法書士(60)が損害保険ジャパン(東京都)を相手取って保険金1040万円の支払いを求めていた訴訟で、岡山地裁は25日までに同社に全額支払うよう判決し、同日、仮執行を受けて同社岡山支店の現金11万5000円、机と椅子約200組などを差し押さえた。11月8日までに支払いがない場合は競売にかけられる。
判決などによると、司法書士は同社の「司法書士賠償責任保険」に加入していた。別の損害賠償訴訟で敗訴したため、同社に保険金の支払いを求めたが、同社が「免責条項に該当する」として支払いを拒否したため、今年1月に提訴していた。
同社は「突然のことで驚いている。判決を精査し、控訴も検討したい」と話している。【石戸諭】
毎日新聞 2007年10月26日