電球(再)
以前、電球型蛍光灯の話をしたけれども、ちょっと計算してみた
かなり荒っぽいけど以下の条件で…
・シリカ電球の価格は50円、電球型蛍光灯は約千円(もっと安いかな?)
・シリカ電球の寿命は1,000時間、電球型蛍光灯の寿命は10,000時間
1日10時間弱使うとすれば3年、1日5.5時間使うなら5年間で1万時間、1日1時間弱なら使うなら30年間で1万時間
シリカ電球だと千時間ごとに50円ずつ10回払う分割払いだから、単純計算すると500円のうち半分くらいは運用に回せる。電球型蛍光灯より500円安いって考えると、500円+500円÷2=750円を1万時間(3年or5年or30年)運用する事ができる。
・シリカ電球の消費電力は54Wで電気代は約1万円/1万時間、電球型蛍光灯は10Wで約2千円/1万時間
シリカ電球は電球型蛍光灯より8千円安い
と言う事は、1万時間(3年or5年or30年)で、750円を8千円以上にまでお金を増やす事ができる人はシリカ電球を、増やせない人は電球型蛍光灯を買うと得するってことになるな
ちなみに3年だと年利120%、5年だと年利60%、30年だと年利8%で運用できる能力が必要になるから、ほとんどの人にとってはシリカ電球を使った方が得なことになりますな
住居のトイレや玄関や階段・廊下のようにこまめに電気を消す場所で、1日に30分も使わない場所なら、電球型蛍光灯だと一生使えるかも(笑)
あとは昔上司に勧められて読んだ「環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない」に書いてあるようなLCA(ライフサイクルアセスメント)をした時にどちらの方が本当に環境にやさしいのか?って言うのも気になりますねぇ…
電球型蛍光灯を製造・運搬するのに消費するエネルギーや排出する汚染物質が、シリカ電球を作る時よりはるかに多かったら意味無いじゃん!!って思って…ちょっとググってみたら「照明学会誌」なるものが出てきて「ライトは使用時の電力消費が環境負荷の99%以上を占める」ってことがわかった…
ってことは、安いからと言って普通の電球を使うのはあんまり地球にやさしくないって事だから、基本的には電球型蛍光灯を買って、切れたところから使いまわしていけばいいってことかぁ
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