参加、体験型の「学び」の祭典「第19回生涯学習フェスティバル『まなびピア岡山2007』」(文部科学省、岡山県、市町村、関係団体などで構成する実行委主催、岡山日日新聞社など後援)が2日、開幕した。史上初めて県内全市町村が会場となり、県民総参加のもと「生涯学習社会☆おかやま」の実現を目指すさまざまなイベントが繰り広げられる。 主会場の県総合グラウンド(岡山市いずみ町)では午前9時半からオープニングセレモニーがあり、地元の同市立津島小吹奏楽部の児童48人が演奏を披露し、開会を祝福した。 石井正弘知事は「学ぶことの楽しさや大切さを十分に満喫してほしい」、関口幸一・文部科学省大臣官房審議官は「この盛大な祭典をきっかけに、岡山県から全国の人への輪を広げてもらいたい」、高谷茂男岡山市長は「学びをテーマにする事業を展開し、岡山市の素晴らしさを全国に発信したい」などとあいさつした。 この後、岡山大少林寺拳法部の演武や、笠岡市大島地区の傘踊りが披露され、関係者がテープカットを行った。 同グラウンドの「生涯学習ひろば」や桃太郎アリーナ内の「生涯学習見本市」には、出展団体のテントやブースが並び、「学び」に関する最新技術や研究成果をPR。熱気球の搭乗体験や復元された竪穴式住居の見学会もあり、初日から多くの人でにぎわった。 実行委は6日までの期間中、約60万人の来場を見込んでいる。 主会場には来場者用駐車場がなく、JR北長瀬駅前の臨時駐車場からシャトルバスが運行される。平日は30分、土日は20分間隔。