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 昨日は丸一日の外出で、珍しく朝日が昇ってから目覚めた。 
我家の隠居犬も一緒だったので、いつも寝てばかりだけど、今日の眠りはいつにも増して深そうだ。 
 
るーきーを車に乗せたまま、コンビニで買い物を済ませて戻ると、見知らぬカップルが、るーきーが乗っている車の窓をしきりに叩いていた。 
 
何をするんだ!という勢いで、「どうしたの?」と聞いたら 
 
「あーーあごめんなさい。家にもウエスティーがいるんです。飼っている人が少ないから嬉しくて」 
と、カップルは二人ともよく似た体型で人が良さそうな顔して言った。 
 
「良かったら遊びに来てくれませんか?」と名刺をくれた。 
それが、昨日写真をアップさせたアンティーク家具の修理屋さんだったのだ。 
 
ナイスタイミング!私が引きずったせいで、我家のカップボードの足が壊れたのでアンティーク家具の修理やさんを探していたのだ。 
早速、準備して訊ねて行ったら、ウエスティー2匹が出迎えてくれた。まだ4歳のルーキーの半分しかない。 
無理して、ブリーダーさんたちが掛け合わせるので、本来のウエスティーのサイズより日本のウエスティーは小さい。 
 
でも可愛い、可愛いタンポポちゃんと、ボタンちゃんだった。でも、ルーキーはまるで関心を示さず車に乗り込み寝てしまった・・。 
ごめんよ、愛想無しの爺さん犬で。 
 
近所のワンコ達もやってきて井戸端会議が始まり、その修理やさん御夫婦は雑誌でも取り上げられる人だという。しかも奥様はお洋服を生地から染めて作るデザイナーさんで、今北海道で展示会しているそうだ。 
昨日は、たまたまワンコの様子を見に一度帰ってきた所だったとか。 
しかも、恐れ多くも私と同じ名前だった・・。 
 
何かの縁かなあ、と嬉しかった昨日だった。 
それから会社の諸用やら何やらしてる最中に、ルーキーは通りすがりの人達に触られまくりで、久しぶりの社交場に放り込まれた状態となっていた。 
 
帰りに繁華街のオープンカフェで、テレーっとコーヒーを飲んでいたら、前方から手を繋いだカップルと目が合った。 
 
「あっ」と互いに声を上げたと同時にオニイチャンは彼女と繋いでいた手を離した。おいおい別に離さんでもいいだろう・・・ 
 
最近、夜に行くドッグカフェで一度会った事のあるオニイチャンだった。 
それから、奇遇だねえと世間話や、ルーキーを撫で回している。「彼女は?」と周りを見たらいない・・ 
 
「どっかいるでしょ〜」 
いいのか?そんなんで・・私の彼氏だったら振ってるぞ!と言ったら 
「それはそれでショウガナイデショーー」 
こらこら・・・。 
 
沖縄から出てきて間もないと教えてくれた。 
 
えっ?間もないのに、もう彼女ができたのか?すごすぎるーー!!とオバハンの頭の中は余計なお世話モード全開だ。 
 
このオニイチャンは今時の若者のスタイルだ、短髪をワックスで立ち上げ、お笑いの、名前が分からないがカッコイイと評判の人に似ている。 
 
そして、無類の犬好きのようで、初対面の時に、「触っていいですか?」と聞いて、撫でながらルーキーの口の中を見て匂いを嗅いだ変人だ・・。 
るーきーは抵抗しない・・。 
 
「何すんの?、そんないきなりパンツの中を見るような事しないでよ!」 
 
「えっ、何で口の中を見るとパンツの中なんすか?じゃ、歯医者さんはどうなるんですか?」 
 
「そうなのよね、毎回それで私は悩むのよ。口の中はいきなり粘膜なのよ、そこを見られるのを悩むのよ私は」 
 
「・・・・・変わってますね」 
 
「キミもね。」 
 
と、初対面でこんな会話をしたから互いに覚えていたのだ。 
 
聞けばオニイチャンは獣医さんで、カフェに隣接しているペットショップで、検診に来ていた時に私達に会ったそうだ。 
だから、ルーキーの歯のチェックをやったのかーー。 
最近はドッグフードで美味しい物が多いせいか、歯が悪い犬が増えているそうだ。 
犬も長寿になっている分、健康な内臓を維持するために、デンタルケアを怠り無く!とお達しされたけど 
ルーキーは合格点を貰って別れたが、彼女の居場所はわかってるのか? 
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kirapikaさんは誰とでもお話するんですねーウラヤマシイ・・・。
私が縁遠い原因はそこか?
その獣医さんとやらを是非是非御紹介くださいませ。そして彼女がその後見つかってませんように・・。
2007/11/3(土) 午後 4:59 [ ノエ ]