◆ 600万円から…球団側が検討 ◆
日本シリーズMVPに輝いた中日・中村紀洋内野手(34)に対し、球団側が年俸の大幅アップを検討していることが、2日までにわかった。井手編成担当が「来年、上がるのは当然」と明言した。年俸600万円から一気に5000万円前後が提示されそうだ。
中村紀はテスト生を経て年俸400万円で育成契約を結び、3月には年俸600万円で支配下選手となった。終盤には腰痛に悩んだものの主力として打率・293、20本塁打、79打点をマーク。キャリアなど考慮すれば、億単位の提示も推測されるが、同担当は「金城や嶋らと同じ」と語り、出来高払いは別として、大台提示に否定的だ。
横浜の金城は2年目の00年に首位打者となり、710万円から3900万円で更改。広島の嶋も赤ゴジラでブレークした05年に700万円から4550万となった。これを一つの目安に、中日は「1年目の中村紀」を純粋に評価しての提示となりそうだ。
また、西川球団社長は「シリーズは査定外」と語り、中村紀だけでなく、ナイン全員にシーズン中の働きを査定して提示することを断言した。(まるごと名古屋/パネルフォトサービスのページへ)
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