〈教えてランチ〉特別編 朝食とランチが無料 楽天の社食東京・品川 楽天の社員食堂 2007年11月01日 楽天の社員食堂は朝食もランチも無料――。今夏、本社機能を六本木ヒルズから品川の「楽天タワー」に移したのに伴い9月から無料化した。毎日約2100人が自由にランチを楽しんでいる。(アサヒ・コム編集部)
新社屋は、りんかい線品川シーサイド駅から徒歩数分。23階建てビルの13階に、カフェテリア形式の社員食堂「楽天食堂」がある。 入り口は、カレーやめん類の「単品ZONE」と、ビュッフェスタイルの「メインZONE」に分かれ、それぞれ当日のメニューが並ぶ。食事スペースは中でつながっている。大きな窓から光が差し込み、明るい。460席あり、営業時間以外はミーティングなどに利用される。ガラスで仕切られたスペースや、ソファ席、窓辺のカウンター席もある。 ランチは11時半から。混雑を避けるため、部署ごとに時間差の食事が奨励されている。 「単品ZONE」は、料理ごとに「パスタ市場」「ラーメン市場」などの名称がある。料理は毎日それぞれほぼ2種類。パスタはいつも人気で、長い列ができる。「カレー市場」のカレーは有名店「中村屋」との共同開発だ。 「メインZONE」は「ビュッフェ市場」「グリル市場」があり、主菜となる魚や肉料理のほか、冷ややっこなどの小鉢ものやサラダバー、スープ、デザートなど盛りだくさん。各自トレーを持ち、好きなものを、好きなだけ取る。 すしやステーキなど、有料の「プレミアムメニュー」もある。この日はウニやイクラも入った「特上にぎり」(700円)、「鉄火丼」(250円)。支払いは「Edy」を使う。焼きたてパンの売店や、タリーズコーヒーの店舗もあり、ショッピングセンターのフードコートのような趣もある。 楽天広報部の相馬円香さんによると、食堂は「健康に必要な食品が確保できる環境づくりが目標」。炭水化物中心で野菜不足になりがちな食生活の改善のため、葉もの野菜や芋、豆などを多くし、脂肪分を減らすメニューにするなど工夫している。主食も、白米のほか五穀米や麦、玄米などが並ぶ。 社員食堂の無料化は、「従業員は家族のようなもの。家にいるような居心地の良い空間にしたい」と三木谷浩史社長が決断したという。同社によると、当初はコストを重視する立場から周囲の反対もあったが、社長が押し切った。社員らの健康や福利を考えたためという。 今では社長や役員らも、社内にいる時はこの社員食堂で食べることが多いらしい。 あなたの口コミ募集中!
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