「上海恋戯」  [感想]  

・上海恋戯(小冊子付)/水月真兎 リーフノベルズ

上海恋戯

上海恋戯

  • 作者: 水月 真兎
  • 出版社/メーカー: リーフ
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

水月さんの新シリーズ。
リーフさんでの「冷たい砂シリーズ」が終わり(同人誌では新刊が出ているが)、寂しく思っていたら、新しい本が発売された。
それもどうやら、シリーズらしい。

よく見る国営放送の某番組が上海特集だったので読みたくなり、この本を未読の山から引っ張り出してきた。

大正時代の話。
華族という華やかの人たちがいる中で、いろんな戦争が起こり、めまぐるしく変わっていく時代。
受も攻も海軍の軍人。
攻は皇族、受は平民。
お互い家族に恵まれず、寂しい思いを抱えている。
それがこの話の根本にある。
上層部の誰かや陸軍や旧ロシア帝国や上海の怪しげな機関やらいろんな人々の陰謀と罠が入り乱れ、話がどんどん脹らみおもしろくなっていく。
この巻は起承転結の起。
これからどんどんおもしろくなっていくだろう。
期待してます、水月先生!

イラストの高階さん、たしか英田さんのキャラ文庫でもイラストを担当されていた方。
どちらかというと青年マンガの画風なんだけれど、けっこう好き。

小冊子は甘々。
平和っていいよね。

★★★☆

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