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少子化白書:2055年の人口8993万人と推計

 政府は2日、07年版「少子化社会白書」を閣議決定した。仕事と子育ての両立が難しい社会の現状が少子化の要因だと分析。「女性が安心して結婚、出産し、男女ともに仕事も家庭も大事にしながら働き続けることができる仕組み」への変革を求めた。

 白書は、このまま少子化が進めば、05年に1億2777万人だった日本の人口が、55年には8993万人まで減少するとの推計を紹介。労働力人口や年金、高齢者医療などさまざまな問題に影響が生じると指摘した。

 また、働く女性の67%が妊娠・出産を機に仕事をやめている半面、家事やプライベートを仕事と同等以上にこなしたいと考える男性の5割以上が実際には仕事を優先しているといった調査結果も盛り込んだ。

 そのうえで、具体的な少子化対策として(1)多様な就労形態に対応した保育所のサービスの拡充(2)事業所内保育施設の地域への開放(3)放課後に子供が安全に活動できる場所の確保--などを挙げた。【石川貴教】

毎日新聞 2007年11月2日 17時05分 (最終更新時間 11月2日 20時43分)

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