中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

無免許運転で部下を身代わりに 愛知・尾張旭の男を逮捕

2007年10月31日 朝刊

 自身の代わりに部下を交通事故の被害者に仕立てたとして、岐阜県警各務原署は三十日、犯人隠避教唆と道交法違反(無免許運転)の疑いで愛知県尾張旭市平子町西、韓国籍の飲食店経営黄寛之容疑者(35)を逮捕した。

 調べでは、黄容疑者は昨年十二月十一日未明、乗用車を運転して岐阜県各務原市各務おがせ町の国道21号を走行中、前から中央線をはみ出してきた同県美濃加茂市の男性会社員(28)の乗用車と正面衝突。

 事故直後、各務原市内で自ら経営する飲食店の従業員の少年=当時(19)=を呼び出し、少年が運転していたことにするよう命じた疑い。

 同署員が現場に到着した際、既に少年しかいなかった。男性会社員と、黄容疑者の車に同乗の名古屋市のアルバイトの少女二人=ともに(17)=はけがをし、病院に運ばれた。黄容疑者にけがはなかった。調べを進めるうち少年と少女の証言が食い違い、犯行が分かった。

 黄容疑者は運転免許証を更新せず、二〇〇五年十月に失効。「無免許がばれるのが怖くて、身代わりを頼んだ」と容疑を認めているという。

 

この記事を印刷する

広告