駅の南北に建つ２つの超高層ビルは、ともに高さがおよそ２００メートルで東京駅の新しいシンボルとなります。駅に直結する南側のビルは、都内でも有数のオフィスビルで、すでに大手の信託銀行や海外の自動車メーカーなどの入居が決まっています。また、北側のビルには、大手デパートの「大丸」が隣の古い駅ビルから移転し、１１月６日にオープンします。店内には、周辺で働く女性客を呼び込もうと、国内最大の広さ１５００平方メートルの化粧品売り場を設けるなど、最初の年度の売り上げをおよそ６００億円と見込んでいます。再開発事業では、今後、古い駅ビルが取り壊され、歩行者用のデッキが作られるほか、赤れんがの丸の内駅舎を建築当時の姿に復元する工事も進められる計画で、東京の「表玄関」が生まれ変わることになります。