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help リーダーに追加 RSS 佐賀県母親大会〜いじめ問題を考えるシンポジウムと農業問題分科会

<<   作成日時 : 2007/10/14 20:23   >>

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 今日は地域の川掃除を終えてから、佐賀大学であった第44回佐賀県母親大会に参加しました。画像

 午前中の全体集会は「いじめ問題を考える〜子どもの叫びを受け止めて」とするシンポジウムで、昨年、福岡県筑前町でいじめにあい自殺した中学2年生の息子さんの母親である森 美加さん、中学生時代にひどいいじめにあいながらも書くことで生きる力を育ててきた鹿児島県在住の27歳の青年、黒川 龍さん、佐賀女子短期大学教授で臨床心理士の田口香津子さんの3人をパネラーに迎え、コーディネーターは元中学校教師の汐待和子さんがつとめられました。

 汐待さんと3人のパネラーの画像方たちが事前にメールなどでやりとりをしながら十分に準備をなさっていたようで、型にはまったシンポジウムではなく、それぞれの発言が胸にしみ、会場の参加者とパネラーとも共感しあえるような、濃密な、いい内容だったと思います。

 午後は11もの分科会の中であれこれ迷いながら、「食の安全と日本の農業」の分科会に参加しました。自然農法にとりくんでおられる佐賀大学名誉教授の田中欽二先生を助言者にむかえ、食が人間のきほんであること、あれこれ手を加え、農薬付けとなったモノを長い間食べ続ければ、人間の身体にも影響するし、その土地にも影響すること、消費者の意識変革も重要だということが語られました。

 ワタクシは、最近、とくに川副に行く中で農家の方たちと話す機会が増えたこともあり、もっと勉強しなくては、との思いで参加しました。田中先生のおっしゃるような自然農法=農薬は一切使わず、虫や草を敵に回さない考え方にたった農法にとりくもうとすれば、規模拡大や効率化といういまの農政の方向では全く矛盾するし、国が進めている「品目横断的経営安定対策」では、食の安全を守る農業なんでできない1ということを改めて痛感しました。

 分科会には生産者の方もおられ、個々の画像農家の努力だけでは解決できない問題があり、自然を相手にしたリスクの高い産業なのだから、価格補償など国の責任で自給率を高めることがどうしても必要、という認識で一致しました。

 この話の中で、ついでのように出てきた話ですが、無人ヘリコプターによる農薬散布の恐ろしさが話題になりました。なんでも、小型ヘリコプターなので、農薬の濃度もかなり高くしているそうで、通常は500〜1000倍に薄めるような農薬をなんと7倍で使っているとのこと!これは近所の方もオペレーターも農薬の影響を受けやすくなるのではないか、と空恐ろしくなりました。

 ということで、1日たっぷり勉強し、充実した時間を過ごしました。
 

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