落語家の三笑亭夢之助さんが、安来市民会館で9月17日にあった市主催の敬老会で、独演会中に舞台上の手話通訳者に「気が散る」などと発言をしていたことが31日、分かった。県ろうあ連盟は「聞こえない人への侮辱で、あるまじき言動」と、市と夢之助さんに9月21日に抗議。夢之助さんは連盟に文書で謝罪した。
市などによると、敬老会には聴覚障害者3人を含む約250人が参加。夢之助さんは独演会開始5分後ごろから、「手話通訳者がいると気が散る」などと繰り返し、退場を求めた。通訳者は、市関係者の指示で舞台の下で通訳を続けた。
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