追記
親とは、すでに和解しているので、なんだか怒りも収まってしまった。
仕方がないから、来年の夏まで、南十字星はとっておこう。顔を洗って待っていろよケッケッケ。
みんな、俺の愚痴を聞いてくれ。
具合が良くなって、復帰したら、年末に海外旅行に行ってもいいか、と親に聞いたのだ。そのときは、「楽しんでこい」と言われたんだ。
だから、俺は、それだけを楽しみにして、地獄の復帰リハビリトライアスロンも、復職後の辛い勤務にも、耐えてきたのだ。
今年の3月、沖縄に行ったとき、南十字星を見ることが出来なかった。だから、
「次に行くときは、確実に見れる海外に行って、それをひとつの区切りにしよう。見られれば、きっといいことがある」と思っていたのだ。
復帰して、心が折れそうに何度もなったけど、それだけを楽しみに頑張ってきたんだ。
そしたら、おととい、ウチの親が
「やっぱりダメ」
と言いやがった。
両親曰く、
「心配でたまらない」
「何かあっても、海外では駆けつけることができない」
「本格的に良くなる夏ぐらいまで待て」
とのこと。
オーケー。あんたたちの言い分は、非の打ち所がない。
でも、俺の南十字星への願掛けはどうなる。今まで頑張ってきた目的を、そして、これからも年内の勤務を頑張ろうという目的を、犬から目前の餌を取り上げるかのように、奪おうというのか。
心配、心配ってことあるごとにいうけど、俺が旅行で致命的に具合が悪くなったことは、今まで無かった。帰れないとか、親が駆けつけるとか、そういうことは無かった。
俺は粘った。
俺は、普段、親に逆らうことはほとんどない。それでも粘って、両親と交渉した。
そしたら、昨日、ウチの親父が本格的にキレやがった。
「おまえは、親の心配をなんだと思っている」
(心配してくれるのはありがたいが、心配という名の鎖で、子を縛り付けて良いのか)
「遊びと仕事の、どっちが大切なんだ」
(だから、仕事のじゃまにならない、わざわざ馬鹿高い年末年始を選んでいるんだろうが。南十字星を見るっていうのは、俺にとって、単なる遊びじゃないんだ。心の支えだったんだよ)
「おまえは、子どものように駄々をこねているだけだ」
(俺が、俺の金で行こうって言ってるんだ。子どもの「あれ買って」とは、根本的にちがう)
ああ、わかっているよ。
こういうことに関しては、「正しいこと」は存在しない。親の言い分も、俺も言い分も、どっちにも理由や思いがある。ただ、家庭内のパワーバランスでは、俺の言い分が通らないという話だ。
なんだか、急に仕事する気が失せた。頑張ろうという気力がなくなった。それでも、今日は出勤した。弱みをみせると、また親が「心配だ心配だ」と言い出すから。
南十字星は遠のいたけれど、もうちょっとだけ頑張ろう。
愚痴を聞いてくれて、どうもありがとう。
彩のかわらさんは、鉱物がけっこう好きなので、パソコンの前に水晶を置いてあったりする。
そんで、いきなりだが、「本人にあったパワーストーンをチョイスしてくれる占い師」に相談してみた。料金は安め。高いモノだときりがない業界だからねえ。本当はラリマーの特大ペンダントとか欲しいけど。
そんで、占い師から届いた石のブレスレットを、風呂に入る時以外は、24時間装着している。おしゃれ彩のかわらさんの誕生だ。これからは、コメント欄とかで彩のかわらさんを呼ぶときは、「おしゃれな彩のかわらさん」と呼ぶように。
ブレスレットの石は4種類・約20個ほどで構成されており、暇な時に、それぞれの石(パワーストーン)の効能を調べてみた。その結果、このブレスレットは、「邪念避け」に特化していることが判った。誰か彩のかわらさんを呪っているのだろうか。別にいいけど。
それとも、彩のかわらさん自体が、邪念を発する特殊生命体だということだろうか。その可能性は高そうだケッケッケ。
今月の給料が入ったら、小さいペリドット(3000円くらい)を買って、アル・アジフのフィギュアに装着させて飾りたてようかと思う。ちなみに、6ヶ月定期券を給料日前に買うことになったので、普通預金はマジで大ぴんち。早く来い来い19日(←給料日)。
仕事でうちひしがれている彩のかわらさんにとって、癒しとなるのは、近所の猫たちと戯れることだ。
この前、猫の玉三郎(仮名、本名しらねえ・オス)と戯れた。玉三郎は大人しい猫で、他の猫の腹にうかつに触ると引っかかれることが多いのだが、玉三郎は、腹から抱きかかえても
「うにゃーん」
と、弱々しい鳴き声で抗議する だけという、大人しさだ。
そんな玉三郎だが、額に、明らかに他の猫に引っかかれたであろう古傷がある。きっと、昔はケンカもしたのだろう。
彩のかわらさんは、調子に乗って、玉三郎のキンタマを触ってみた。
ぷにぷに。
玉三郎のキンタマは、柔らかかった。それでも、玉三郎は、
「うにゃーん」
と、弱々しい声で抗議するのみであった。
きっと、キンタマを触れば、大人しい玉三郎でも、昔のケンカ好きの血が騒いで、暴れるのではないかと危惧したのだが、それは杞憂だった。
玉三郎は、とにかくひたすら大人しい。
玉三郎のキンタマの柔らかさを胸に秘め、明日の仕事を頑張ろうと思った彩のかわらさんだった。
ぷにぷにぷに。
「うにゃにゃーん」
要するに、ライトノベルの受賞作が、エロゲの丸パクリだったという疑惑だ。
案の定、叩かれまくっているようだが、小説を「書く側」の立場(300ページ超を2編程度だが)として、ちょっと問題を考えてみたいと思う。
正直な感想としては、「パクリじゃない可能性もけっこう高い」と思う。いや、もちろんパクリの可能性もあるけど、真偽のほどは、慎重に判断しないといけないというのが、感想。
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小説を書くには、最初に発想が必要だ。
戦闘モノにしようとか、ほんわかモノにしようとか、剣と魔法の世界モノにしようとか。
とにかく、なんらかの指針が必要になってくる。
んで、この事件の小説・ゲームのように、「ループする世界から脱出する」という着想は、けっこうある。既存作品にも多い。
この着想で、物語を書こうという投稿執筆者も多いはずだ。
二つ以上の物語で、着想自体が共通していると、その後のストーリーの展開パターンも、似たようになることが多い。特に推理モノではこの傾向は顕著。
物語なんて、イリアスやらトロイヤやら、何千年もの歴史があるので、特定の着想で盛り上げるパターンは、作者がオリジナルで考えたとしても、すでに確立されていることがほとんどだ。 だから、着想自体が同じだったとしたら、その後の展開で、おかしな共通項が見えても、実は大しておかしくなかったりすると思う。
んで、この二つのノベルとゲームは、
「主人公とヒロインたちが、ループする世界に閉じこめられる」
「主人公が、一人ずつループ世界から、ヒロインたちを脱出させる」
「最後に一人になった主人公が、ラジオ放送を開始し、外の世界でそれが話題になる」
という点が共通しているらしい。未読・未プレイだから知らないけど。
「これだけ展開が似ていれば、パクリだ」と言いたくなる気持ちも分かるが、果たして、それはどうか。
最初の着想で、「ループもの」を扱うと決めたら、「そこからの脱出」がテーマになるのは、むしろ必然だろう。彩のかわらさんの好きなスタートレックでも、似たような話はある。
そこから、「最後にとりのこされる人間が出る」という展開になっても、それは、むしろ書き方としては王道だと思う。
「主人公が最後にラジオ放送を始める」という点については、…上記のように、「ループに取り残された人間」が出るのなら、当然、その人間が、その後、どのような行動をするか書くのが、むしろ当たり前である。それで、「外の世界へのメッセージを送信を行う。個人では、テレビ放送とか無理があるので、ラジオを選択した」と考えるのは、そう突飛な発想ではない。逆にありきたりでさえある。
共通点だけ抜き出すと、確かにパクリとしか見えないが、筋道を立てて物語を書く立場からすれば、上記のように、着想さえ偶然同じだったならば、似たような展開・ストーリーになるのは、そう珍しくないのだ。
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……とは、言っても、やっぱりパクリなんだろうけどね~。
ただ、物語の共通点だけ抜き出して、「ほれパクリだ」と安易に決めつける流れには、モノ書きの立場として、反論したい所存で、書いてみた。このへんは、物語を書かない側の人間にはわかりづらいだろうから。
自分に言わせれば、既存の物語は、全てスタートレック・シリーズの何百話のなかに、必ず似た展開のものがある。だからといって、それらの作者が、スタトレをパクったとは言えない。それと同じだ。
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