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【話題のニュース】

“くさい”文句でPR 大津のふなずし老舗

2007年11月2日 10時14分

 「妻は嫌いだが、隣の奥さんは大好きだ」。独特の味わいで知られる滋賀県特産のふなずしのすそ野を広げようと、地元の老舗がなんとも悩ましい広告で奮闘している。

 JR大津駅の土産売り場に並んだ張り紙には、原稿用紙に2行だけ“くさい”フレーズが書かれている。「ニヤッと笑って手に取るお客さんもいます」と女性店員。

 仕掛け人は1855(安政2)年創業の「鮒伊」(大津市)の6代目橋本豊社長(60)。「一瞬どきっとしますやろ」としたり顔だ。

 「夫は愛してくれない。課長は愛してくれる」「妻は怒って拒絶する。秘書は夢中でほおばる」とキャッチコピーは全部で7種類。売り上げもだんだん増えてきたといい、橋本社長は「口に合わなかったらしょうがない。でも一度でいいから食べてほしい」。

(共同)
 

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