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【社会】75歳以上の再診料下げ 08年度診療報酬改定で2007年11月2日 10時36分
厚生労働省は2日、75歳以上を対象に来年4月スタートする後期高齢者医療制度では、現行より再診料を引き下げ、初診料を引き上げる方針を固め、中央社会保険医療協議会(中医協)に示した。2008年度の診療報酬改定に反映させる考えだ。 初診料の引き上げは、初診時は過去の病歴、受診歴や利用している福祉・介護サービスなどを詳細に聞き取る必要があり「時間がかかる」ことを理由に挙げている。ただ、その後は経過観察や慢性疾患に対する継続的な指導、管理が中心となることから、再診料は引き下げが妥当とした。 厚労省は勤務医不足対策や救急医療、産科、小児科などに診療報酬を手厚くする方針だが、75歳以上の初・再診料の上げ下げで差し引きマイナスとし、財源を賄う狙いもあるとみられる。 診察料は現在、年齢による違いはないが、75歳以上については、在宅医療を推進するため、74歳以下とは別建ての診療報酬体系とすることにしており、今回の初・再診料の見直しもその一環。 (共同)
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