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2007年11月1日(木) 19:10 |
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シルバー人材センターの経営責任検討委
巨額の赤字を出している岡山市のシルバー人材センターの経営責任を検討する委員会が開かれました。 この中で内部調査を進める岡山市は、赤字の原因が採算を度外視した運営にあると報告しました。
委員会では、岡山市が7月から行っている内部調査の中間報告を行い、赤字が発生した原因などが明らかになりました。 それによりますと原因の一つとして上げられたのが「ずさんな運営」です。 例えばセンターの業務の一つ植木のせん定では、切り落とした枝の処理費用として5000円の報酬を得ています。ところが実際には民間の産廃処理業者に1万円程度で処分を依頼していました。1回の仕事で5000円もの赤字です。 こうしたことの積み重ねで2003年以降、毎年3000万円前後の赤字を計上、積もった赤字の総額が1億円を超えたとしています。 また、収支を正常に見せかけるため、金融機関から数千万円単位の短期借り入れを繰り返すなど、赤字隠しが日常的に行われていたともしています。 委員会では赤字をたれ流していた経営責任がどこにあるのか、さらに検討を進めるとしています。
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