2007年 11月 1日
牛肉偽装事件で業者3人逮捕
丸亀市の学校給食で国産と偽ってオーストラリア産の牛肉が納入された事件で、精肉店の店主ら3人が詐欺などの疑いで1日、警察に逮捕されました。逮捕されたのは丸亀市の「ふじや精肉店」の店主、山下幸雄容疑者(62)と三豊市の食肉卸会社「村食」の従業員、元木繁春容疑者(34)ら3人です。警察の調べによりますと3人は去年12月、7回にわたって、丸亀市学校給食会に国産牛肉と偽った検査証明書をつけてオーストラリア産牛肉約1.1トンを納入し、丸亀市から約167万円をだまし取った疑いです。偽装された牛肉は市内の小中学校18校の給食に使用されました。警察の調べに対し、3人は容疑を認めていると言うことです。県警は今後、犯行の動機や背景について3人を追及し、牛肉偽装事件の全容解明を進めることにしています。

飲酒当て逃げの香川県警元巡査を起訴
車を飲酒運転し、当て逃げ事件を起こしたとして懲戒免職となった、香川県警の元警察官が1日、高松地方裁判所に在宅起訴されました。道路交通法違反の罪で起訴されたのは香川県警の元巡査で高松市の無職、城島一典被告(23)です。起訴状などによりますと城島被告は今年9月30日の午前7時頃、高松市の飲食店で酒を飲んだ後、車を運転して帰宅中に高松市木太町の路上で乗用車と接触事故を起こしそのまま逃走したものです。警察によりますと城島被告は事故当日、市内の店で約4時間にわたって少なくとも5杯以上の焼酎を飲み、泥酔状態だったとみられています。城島被告は香川県警の自動車警ら隊に勤務し飲酒運転の取締りなども担当していましたが、先月、懲戒免職処分となっています。

岡山市職員を草刈鎌で脅した男を逮捕
調査のため自宅を訪れた岡山市の職員を草刈り鎌で脅したなどとして岡山市の男が1日、警察に逮捕されました。公務執行妨害などの疑いで逮捕されたのは岡山市泉田の無職畑耕作容疑者(62)です。警察の調べによりますと畑容疑者は先月11日午後2時ごろ、岡山市泉田の自宅で配水管の水漏れ調査に訪れた岡山市の職員ら2人に言いがかりをつけました。そして、近くにあった草刈り鎌を職員の頭に突きつけて脅すなどして、職員の仕事を妨害した疑いです。警察の調べに対し畑容疑者は容疑を大筋で認めているということです。

ガソリン大幅に値上げ
一方、岡山・香川のガソリンスタンドでは、1日からガソリンが大幅に値上げされました。今回の値上げは経済成長著しい中国での需要拡大などから石油元売り各社が、卸価格を6円値上げしたのを受けて行なわれたものです。岡山県南部のセルフサービス店ではレギュラー1リットルあたり平均で147円、フルサービスの店では、150円を超える所も出ています。岡山県石油商業協同組合によりますと、価格上昇の傾向は、当分続きそうだということです。

来年の年賀はがき発売開始
来年用の年賀はがきの発売が1日から全国一斉に始まりました。高松中央郵便局の特設コーナーでは午前10時から発売が始まり、さっそくはがきを買い求める人たちでにぎわっていました。郵便事業が民営化されて初めて発行された来年の年賀はがきは、客のニーズを反映し、ディズニーキャラクターを描いたものがお目見えしたほかC02削減のための事業の支援に役立てるため寄付金付きのはがきも新たに販売されています。香川県内では去年とほぼ同じ、3619万枚が販売されるということです。郵便局では年賀はがきを来年の元旦に届けたい場合は、来月25日までに投函して欲しいと呼びかけています。

岡山・鏡野町の奥津渓で紅葉見ごろ
紅葉の名所岡山県鏡野町の奥津渓では今年も木々の葉が色づき始めました。奥津温泉の南西、吉井川が流れる奥津渓谷。およそ3キロにわたる渓谷では赤や黄色に染まったもみじの葉が晩秋の訪れを告げています。中でも渓流に架かる「大釣橋」周辺は、モミジが真っ赤に色づき山々の緑や渓流を背景に見事な自然美が楽しめます。地元の人の話では紅葉は先週末から始まりこのところの冷え込みで一気に色づき始めたということです。奥津渓谷の紅葉は今月中旬まで楽しめ、1日から今月15日まで渓谷一帯がライトアップされ幻想的な風景が楽しめます。

岡山高島屋にお歳暮ギフトセンター
岡山市のデパート、岡山高島屋ではお歳暮のギフトセンターが1日、オープンしました。今年の売れ筋商品は1位がハムや精肉2位がビールや日本酒3位が鮮魚と、予想されていて、4千円から5千円の商品に人気が集まるとみられています。少子高齢化や核家族化が進んでいることから高級な魚を一口大に切り分けたものなど、少量パックの商品がよく売れているということです。食の安全安心への関心が高まる中、店では商品のチェック体制を強化しています。特設会場は来月25日まで設けられ、高島屋では来月1日、2日ごろにピークを迎えると予想しています。

トラックと軽ワゴン車衝突3人ケガ
1日朝、岡山県鏡野町で軽ワゴン車がトラックと正面衝突する事故があり、3人が重軽傷を負いました。事故があったのは岡山県鏡野町の県道です。1日、午前8時40分ごろ、鏡野町の山本浩恵さん(38)運転の軽ワゴン車がセンターラインをはみ出し対向車線を走ってきたトラックと正面衝突しました。軽ワゴン車には山本さんと双子の娘の3人が乗っていて、全員、病院に搬送されました。山本さんと娘1人が重傷、1人が軽傷となっています。現場は、片側1車線のゆるやかなカーブで、警察で、事故の原因を調べています。山本さんは、娘2人を保育園に連れて行く途中だったということです。

岡山市で踏切事故防止キャンペーン
岡山県内で踏切事故が相次いでいることを受け、事故防止を呼びかける街頭キャンペーンが岡山市で行われました。岡山市のJR山陽本線北方第一踏切ではJRの職員など8人が「やめよう止めよう無理な横断」と書かれたチラシ500枚をドライバーなどに配り、事故防止を呼びかけました。岡山県内では今年度、すでに8件の踏切事故が発生し、5人が死亡しています。31日も、岡山市で踏切を横断中の男性が列車にはねられ死亡する事故がありました。最近は、警報機が鳴っているにもかかわらず無理に横断し、事故につながっているケースが多くなっています。JRでは踏切を渡る前には必ず、一旦停止し列車が来ていない事を確認して欲しいと呼びかけています。

水島〜釜山間に定期コンテナ航路
倉敷市の水島港と韓国・釜山を結ぶ新しいコンテナ航路が開設され、1日から運行が始まりました。水島港の国際コンテナターミナルに初入港したのは韓国の船会社が運行する4914トンのコンテナ船、「HEUNGーAULSAN」号です。1日は開設を記念して船内で式典が行われ、岡山県の関係者から船長に花束などが贈られました。新しい航路は毎週木曜日と土曜日の週に2便、水島港と韓国の釜山を結ぶもので、水島港からは鋼材や化学薬品を輸出、韓国からは飼料や日用雑貨などが輸入されます。今回の航路開設で水島港からの国際定期コンテナ航路は、3カ国1地域・11航路となりました。