日本自動車販売協会連合会によりますと、軽自動車を除き、先月、国内で販売された新車は２６万９２００台余りと去年の同じ月より２％増えて、２年４か月ぶりに増加に転じました。このうち、トヨタ自動車の販売台数は１３万８９００台余りに上り、国内販売に占めるシェアは５１．６％と初めて５０％を超えました。これは、トヨタがことし、ミニバンとセダンを融合した新しいタイプの車など他社を大幅に上回る１０車種を相次いで投入し、販売のテコ入れを図ったためです。これに対し、ほかの自動車メーカーも、ホンダが主力のコンパクトカーの新型車を６年ぶりに投入するなど、巻き返しに力を入れており、伸び悩む国内市場をめぐって各社のシェア争いは今後、一段と激しくなりそうです。