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心臓移植手術:京大ちゃん「救う会」代表が父親脅かす

 難病男児のための募金活動を巡り、男児の父親に暴行し現金を脅し取ろうとしたとして千葉県警香取署は1日、「けいた君を救う会」代表で同県多古町一鍬田、自動車板金工場経営、水沢滋容疑者(45)を傷害と恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 調べでは水沢容疑者は9月1日、成田市の元専門学校講師、松田祐樹さん(37)を自宅工場に呼び出し、押し倒すなどして左腕打撲の軽傷を負わせ、木刀で脅して現金800万円を要求した疑い。

 松田さんの長男京大ちゃん(2)は難病の拡張性心筋症で、松田さんの友人の水沢容疑者を代表に「けいた君を救う会」を結成。渡米して心臓移植手術をするため、約1億円の募金を集めた。06年11月に移植が成功し、今年帰国していた。

 その後、松田さんの妻の妊娠が分かり、夫婦の活動姿勢に不満を抱いた水沢容疑者が、ボランティア活動で仕事を休んだ自分とメンバー6人の損失として現金を要求したという。調べに対し水沢容疑者は「自分が得るべきものを要求しただけ」と供述している。【黒川将光】

毎日新聞 2007年11月1日 22時49分

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