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ガイド:清水 光次
掲載日:2007年10月23日

どうなる?大地震発生からの48時間(1)

地震・災害に強い家づくり」   ガイド:清水 光次  このページをクリップする
ガレキ
阪神淡路大震災の記録より。多くの電車が脱線し、交通機関も大打撃を受けました。
(写真提供:神戸市)
2007年7月の新潟県中越沖地震、2004年10月の新潟県中越地震とわずかの間に2度も大地震に見舞われた新潟県、さらに2005年3月には福岡県西方沖地震が発生するなど、私たちは、いまも変わらず地震の恐ろしさをまざまざと見せつけられています。

ただし、時間がたつにつれて、あっという間にその恐怖は忘れられてしまうのも事実です。実際に被災した経験がないと現実の恐怖としてとらえるのは難しいのかもしれません。

そこで今回の記事では、阪神・淡路大震災のような都市直下型地震が発生したと仮定し、一般的な3人家族の行動をシミュレーションしてみます。地震に対してどんなモノを備え、どんな心構えを持っておくべきか。ご自身の生活を重ねながら読んでみてください。


家族
大地震は突然すべての人々に襲いかかります。普段からの備え、心構えが大切です。
【シミュレーション条件】
:会社員(38歳)
自宅は郊外の一戸建て。都心のオフィスに通勤約45分(距離約20km)
:パート社員(36歳)
自宅から徒歩約10分のカルチャーセンターで週数回書道講師を勤める
:小学3年生(9歳) 
自宅から小学校まで徒歩15分


_______________________________________________

ビル
阪神・淡路大震災の記録より。オフィスビルも大きな損傷を受け、地震の恐ろしさを思い知らされました。
(写真提供:神戸市)
11月15日午前10時00分 M7レベルの都市直下型大地震発生!


1日目  10:00

:社内で会議中。オフィスビルは免震でほぼ被害なし。停電後しばらくして、ビル内の非常用発電で復旧する。自宅や妻の携帯に電話するもつながらず。それ以外の連絡先が思いつかず、安否を確認できない。

:カルチャーセンターで授業の真っ最中。とりあえず机の下に隠れる。大勢の生徒にどう指示を出していいか分からず混乱。娘の学校、夫の携帯に連絡するがつながらない。

:学校からの指示で待機しているものの、パニックになって泣き出す子どももおり、精神的に不安定な状態に。

こんなことに困る!

●電話、携帯がつながらない。
●夫が妻の勤め先の電話番号を知らない。
●夫が近隣のお宅の連絡先を知らない。
●妻のパート勤務先で、非常時の行動マニュアルが徹底されておらず、手順が分からない。


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