町村官房長官会見（１日午前）　インド洋補給活動で民主党批判 (2/3ページ)

　−−政府がテロ対策特別措置法の期限が切れることを踏まえて、パキスタンへの円借款を昨年度の２５０億円から３００億円に増額する方針だという報道があるが、事実関係は

「ちょっと詳しくは聞いておりません。聞いておりませんが、先ほど申し上げましたように、きょうの海外経済協力会議でもですね、ちょうどこのパキスタンとアフガニスタンの国境沿いのところに相当数まだ、パキスタン側にも難民がいる。そのあたりがある意味じゃ、テロリストたちの安住の場になっているのではないかというような分析があります。その地域はなんかＦＡＴＡと言ったかな。その地域への、少し支援を強化して生活環境改善するなどしようというようなことはきょう議論しました。そのようなことを踏まえて、どれだけの規模になるか私は詳しくはまだ聞いておりません。外務大臣のほうに聞いていただきたいと思いますが、パキスタンもそういう意味で大変重要な国という位置づけでこれからも取り組んでいきたいと思います」

　−−期限切れと海外経済協力会議でアフガニスタンの支援を実施することの関連性は。長官は先ほどたまたまといわれたが

「日付はたまたまですが、この前後にやろうというのはやっぱり今のこうした法案の状況を踏まえながら、アフガニスタンというものをテーマにしたというのは、１１月１日というのはたまたまだということを申し上げたんで、テーマがたまたまということではございません」

　−−見返り的なニュアンスは

「は？」

−−撤退する見返りというニュアンスもあるのか

「いや、再開しますから見返りではありません」

　−−新たな支援策の規模は

「経済協力会議は大きな方針を示す、議論をする場であります。４閣僚の考え方を受けて、これから事務的にそうしたことは詰められていきます。規模等々は。内容はですね」