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保険医療機関に再指定され、多くの患者が詰め掛けた藤枝市立総合病院=1日午前9時ごろ、藤枝市駿河台 |
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保険診療報酬の不正請求で保険医療機関の指定取り消し処分を受けていた藤枝市立総合病院(藤枝市駿河台、金丸仁院長)が1日、保険医療機関に再指定された。午前8時の診察開始とともに多くの患者が詰め掛け、9月末までと変わらない“普段通りの朝”を迎えた。 取り消し期間中には閉鎖されていた正面玄関の自動ドアが開放され、療養費払いの手続きのためのテーブルも31日夕方に撤去。入り口には再指定を告げる張り紙が掲示された。病院によると、1日の予約状況は取り消し以前の水準に戻ったという。受付や保険確認窓口では、患者が列を作る時間帯もあった。 妻の診察の送迎に来たという藤枝市内の男性(66)は「1カ月間はそれほど不便に感じなかったが、やはりほっとひと安心です」と話し、「病院が問題を起こすと困るのは市民なので、ぜひしっかりやってほしい」と要望した。 金丸院長は「支援してくださった皆さんに感謝したい。つらい1カ月だったので、再指定の日を迎え、正直ほっとしている」と心境を打ち明け、「再発防止策を着実に推進し、信頼回復に努めたい。新しい病院が開院したつもりで頑張ります」と力を込めた。 |