「自民・塚田陣営選挙違反、連座制適用なし　参院選新潟区」の記事詳細

自民・塚田陣営選挙違反、連座制適用なし　参院選新潟区

09/10 20:15更新

　参院選新潟選挙区で初当選した自民党の塚田一郎氏陣営の選挙違反事件で、長岡区検は１０日、公選法違反罪で木村一男元県議（７６）＝９月４日に辞職＝ら２人を略式起訴。長岡簡裁は罰金１００万～７０万円の略式命令を出し、２人は納付した。塚田氏に対する連座制適用はなくなった。
　新潟地検は、木村元県議が連座制適用対象の「組織的選挙運動管理者」に当たる可能性もあるとみて捜査していたが、「容疑を認めて、県議も辞職している」として、連座制が適用されない罰金刑を求めた。

　起訴状によると、２人は６月中旬、小千谷市の有権者２７人に塚田氏への投票や票の取りまとめなどを依頼し、報酬として計１３万５０００円を渡した。
　木村元県議は「４月の県議選で塚田氏から応援を受け、恩義を感じていた」と供述しているという。
　公選法では、組織的選挙運動管理者に禁固刑以上の刑が確定した場合、連座制が適用される可能性がある。

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