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中学生がトラックにはねられ死亡 神奈川・茅ケ崎

2007年10月31日12時34分

 31日午前8時ごろ、神奈川県茅ケ崎市東海岸北4丁目の路上で、歩いて通学していた近くの中学2年生和井田健斗君(13)が、後ろから来た3トントラックにはねられた。和井田君は頭を強く打って死亡した。茅ケ崎署は、トラックを運転していた同県寒川町岡田5丁目、建築業栗城一則容疑者(36)を自動車運転過失傷害と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。

 調べでは、現場は住宅街で、片側1車線の直線道路。和井田君は道の端にある歩行者用通路を歩いていたが、トラックが白線を乗り越えて突っ込んできたらしい。

 調べに対し、栗城容疑者は「昨夜午後10時ごろまで、焼酎5、6杯を飲んだ。仕事現場に行く途中で、居眠りをしてしまった」と供述。栗城容疑者の呼気からは、1リットルあたり0.25ミリグラムのアルコール分が検出されたという。

 和井田君が通う茅ケ崎市立第一中学校の中野正一校長(60)によると、和井田君は吹奏楽部でトランペットを担当しており、音楽祭などで熱心に部活に取り組んでいたという。

 31日は通常の授業で、8時半に始業だった。中野校長は「交通量の激しいところなので、生徒たちにはふだんから気をつけるよう注意していたが、和井田君は正規のところを歩いていたと聞いている。それだけに、事故は何とも悔しい」と話した。

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