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ほとんどGoogle PC、gOS搭載の低価格PCを米Wal-Martが販売

2007/11/01

Yoichi Yamashita

Everex Green gPC TC2502

米Wal-Martが199ドルの低価格デスクトップPC「Everex Green gPC TC2502」の販売を開始した。Googleのオンラインアプリケーションを日々利用しているユーザーを想定してデザインされた「gOS」を搭載しており、Google PCと呼べそうな内容となっている。

gPC TC2502は、CPUが1.5GHzのVIA C7-D、512MBのDDR2メモリ、80GBのHDD、10/100Mbps Ethernet、DVD-ROM/ CD-RWドライブというハードウエア構成だ。最大の特徴はUbuntuベースのgOSを搭載している点だ。gOSは「Google appsおよび他のWeb 2.0 appsを利用するための新たな選択肢となるように開発された」という。gPCはSkype、Gimp、OpenOfficeなどのローカルアプリケーションを備えるが、gOSのデスクトップはGoogleの各種オンラインアプリケーションへのアクセスを優先したデザインとなっている。例えばデスクトップから直接Google Searchを利用できたり、ラウンチバーからワンクリックでGmail、Maps、News、Calendar、Docs、Bloggerなどにアクセスできる。PCをインターネットアプライアンスのように利用するOSと言える。gOSはCreative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unportedでライセンスされており、その詳細については米国時間の11月1日にgOSのサイトで公開される予定だ。

199ドルのgPCを発売し始めたWal-Martは、昨年のブラックフライデー(感謝祭直後の金曜日)の販売が伸び悩んだことから、今年の年末商戦では早めの仕掛けを宣言している。重視するアイテムの中には低価格ノートPCが含まれており、ノートPC版のgPCが年内に登場する可能性が高い。

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