●更新日 11/01●
バイク便に挑戦!!
こんにちは、矢部です。
皆さん、不思議な体験ってした事ありますか?
ありえない事が目の前で起こる。
そんな時、人間はどんな反応をするのか。
今回の実験では、「居るはずのない人が目の前に居る」。
そんな状況に陥った人の様子をレポートしてみたいと思います。
実際にどうするのかと言うと、
バイク便に配達を依頼し、
ライダーより先回りし荷物を自分で受け取る。
つまり自分で荷物を預けて自分で受け取るって事。
バイク便のライダーからしてみると、
さっき荷物を預けた人が、なぜか自分より先に目的地にいる。
そんな不思議な状況になる訳です。
今回のタイトルはズバリ!!
「バイク便に挑戦!!」
今回は集荷を知人の家。お届け先を自宅にしました。
まずは集荷から。
早速バイク便に電話します。
僕「もしもし、配達をお願いしたいんですが」
バイク便「かしこまりました。ライダーをそちらに向かわせます」
1時間後、ライダーが集荷にやって来ました。
しまった・・・。
封筒に「バイク便に挑戦!!」って書いたままだ。
しかし今更後には引けず、この挑戦状の様な荷物をそのまま渡してやった。
ついでに渡す時に一言。
「急いでくださいね。」
ええ、もう明らかに挑発です。。。
さて、バイク便に荷物を渡した後は僕も移動しなければなりません。
ライダーに気づかれないよう注意しながら家を出ると、
すでにバイク便は出発済み。
慌てて後を追います。
・・・が!!
バイク便、速過ぎ!!!
全く追いつけません。開始3分すでに豆粒と化してしまいました。
お兄さん、ここの制限速度60キロって知ってる?
っていうか、貴方のバイク250ccでしたよね?
僕のバイク1200ccなんですが・・・。
何で110キロで走って差が開くのですか?
あ、やばい。僕の方が不思議体験しちゃってる。。。
信号に引っ掛かってしまい、すでに相手は見えなくなりました。
正直、勝てる気がしないので作戦変更!!
IN都市高速
え?
都市高は反則だろって?
知るか。ボケ!
こうなったらなりふりかまってられるか。
あのままバイク便が先に着いたら企画がポシャるっちゅーねん。
差を取り戻すために思いっきりアクセル開けました。
俺、なんでこんな事に命かけてるんだろ・・・。
途中パトがいました。あぶね〜
そして無事自宅に到着〜!!
バイク便はまだ到着していません。
相手は一般道だから当然まだ時間がかかるだろうって
余裕をぶっこいてたら
・・・2分後
「ピンポ〜ン」
もう着きやがった!
(会話は Y:僕 B:バイク便ライダー)
「バイク便でーす」
「ちょ、ちょっと待ってください」(あわててカメラをセット)
ガチャ。
ドアを開けた瞬間に驚いたお兄さんの目がまん丸になりました。
こやつ、いい反応するなぁ(笑)
「どうも」
「・・・!? あ、はい・・・???」
驚きが100%顔に出てます。
すでに集荷時の笑顔はこれっぽっちも見られません。
僕の顔をチラ見しながら一生懸命考えております。
僕はいつから人の心が読めるようになったんだろう・・・。
貴方の心の声がビシバシ伝わって来ます。
お兄さん、貴方はどうやら嘘がつけないタイプです。
「(あれ?さっきこの人から集荷したよな?なんで?絶対同じ人だよな?)」
はい、正解です。
さっき荷物を渡したのは確かに僕です。
そして現在荷物を受け取っているのも僕です。
ていうか、依頼伝票のご依頼主とお届け先が両方「矢部 裕一」になってるから。
事あるごとに僕をチラ見するお兄さん。
そんなに僕を見ないで下さい。テレます。
「ここにサインを・・・」
チラリ。
そして考える・・・
やはり状況が理解できないのか、
伝票の説明をしながらも僕の顔をチラリチラリ・・・。
そして頭を掻きながら再び考える。
こんな事なら封筒に「クローン人間研究報告」って書いとけばよかった。
このお兄さんなら信じただろう・・・。
必死で状況を理解しようとし続けるお兄さん。
本当はこのまま帰しちゃう予定だったけど、
なんだか不憫になってきたんでネタばらし。
都市伝説になったら困るしね。
「実は僕も移動してたんですよ」
「あ、そうなんですか!!」
ネタばらし
やっとお兄さんに笑顔が戻りました。
しかし、ドア開けたときといいネタばらしの時といい
このお兄さん、本当にいいリアクションをするなぁ。
ひょっとしてリアクション芸人ですか?
貴方のような人がいるからこんな企画が成立するのです。感謝感謝。
「速いですね〜。」
「いえいえ」
実際、見事に負けてますんで(笑)
都市高を使用しなかったらぶっちぎりでだったでしょう。
さすが、プロです。
都市高を使用しても僅差って、あなたどんだけ速いんですか?
こっちは都市高を160`で移動したんですが・・・。
確かに荷物を渡す時、急いでくれって言ったけど。
逆にあなたに言いたいです。
お兄さん速過ぎ。
やっと状況を理解して
思わず吹き出すお兄さん
笑いが止まりません
「速いですね〜」の会話の後、一瞬目を逸らし考えるおにいさん。
そして状況が理解出来たのか、思わず吹き出してました。
受領書を渡す時も笑いが止まらず、結局最後まで笑って帰って行きました。
お兄さんがドアを閉める時に言った一言
「(バイク便が)負けちゃ駄目ですよね〜」
いえいえ、実は僕、負けてますから。
でも相手が敗北を認めているなら僕の勝ちでしょう。
都市高を使ったのは少々後ろめたいですが、
こっちは素人なのに普通勝負して勝てる訳ないっちゅーの。
実際開始3分でぶっちぎられてるし。
今回は試合に負けて勝負に勝ったってとこでしょうか。
バイク便に挑戦!!見事成功!!
結果
理解できない状況に陥った時、人は顔から笑顔が消える
→
矢部
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