【ジュネーブ=大内佐紀】世界の政財界人らが集う「ダボス会議」を主宰する世界経済フォーラム(WEF)は31日、2007年版の国際競争力ランキングを発表した。
日本は8位で、06年版の5位から3ランク落ちた。アジアからは、シンガポールが日本を抜いて7位に入った。1位は06年版同様、米国で、その他のトップ10は、いずれも欧州諸国だった。
ランキングでは、今年、新たな算定方式が導入され、技術力、創造力、労働市場効率、金融市場の健全性など12の基準値を使用した。日本は有能な技術者が多いとして創造力部門では2位につけたが、財政赤字が大きいためマクロ経済の安定性部門では120位となり、総合でランクを落とす形となった。
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