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「触法少年」の調査 マニュアル作成 警察庁

2007年11月01日00時44分

 14歳未満で罪を犯した「触法少年」に対して警察が押収や捜索・検証といった強制調査ができるようになる改正少年法が1日に施行されるのを受け、警察庁は31日、触法少年の調査にあたって配慮すべき項目を具体的に示したマニュアルをまとめ、全国の警察本部に配布した。少年事件を担当する警察官のほか児童心理や刑法学者などが作成に携わった。同庁が少年事件用のマニュアルを整備するのは初めて。

 マニュアルでは14歳未満の少年の特徴として、非行から立ち直る可能性が高い▽質問者の誘導を受けやすい▽自分の意に反した供述をする傾向が強い、などと指摘。そのうえで調査開始、少年の呼び出し、面接などの段階ごとに配慮や工夫すべき項目を示した。

 例えば、面接時に警察官が少年の正面に座ると威圧感を与えることから、やや斜めに座るなど細かく助言。また、「言いたくないことは無理に言わなくてもいい」ことを少年に確実に伝えるよう求めている。

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