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研修医確保へ連絡会議発足
医学生の希望に応じて卒業後の研修先を決める「医師臨床研修マッチング」で本県が予定数を充足できず厳しい状況が続いていることを受け、県は31日、研修プログラムを持つ17病院と連絡会議を発足させた。連携を強化し、県全体で研修医の確保、定着に向けた取り組みを進める。
来春卒業する医学生で研修先が本県病院に決まったのは18日現在、73人(うち新潟大出身者45人)と予定数の約半分。2004年度に県内病院で研修を始めた99人(同61人)に比べ、大幅に減った。
新潟市で開いた初会合で鈴木幸雄福祉保健部長は「他人任せでは医師は定着しない。県内外の医学生、研修医へのアピールについて一緒に考えていきたい」とあいさつ。新大医歯学総合病院の鈴木栄一・総合臨床研修センター部長が代表に選出された。
出席者からは、長期的な視点で研修医確保に取り組むため、卒業後2年間の臨床研修に続く「後期研修」の充実を求める意見が相次いだ。「今の後期研修は新大病院勤務が中心となっている。県全体でプログラムを作り、自由に病院間を行き来できる体制が必要だ」などの意見が出た。
新潟日報2007年11月1日
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