この顔にピンと来たら！！　ヤフーが指名手配犯専用ページ

　凶悪犯人の追跡捜査に力を入れる警察庁の「指名手配容疑者捜査強化月間」が１日、始まった。これに合わせ、インターネットのポータルサイト（玄関口）を運営するネット関連企業のヤフーは、約５０人の重点手配容疑者に関する専用ページを開設、情報提供を呼びかける。

　ネットを使った手配容疑者の情報提供の呼びかけでは、有料の広告スペースに掲載したケースはあったが、専用ページの開設は初めて。ヤフーが社会貢献活動の一環として警察庁に協力を申し出たという。

　専用ページが開設されるのは同社が運営する「ヤフーなんでも交換」のサイト内。

　地下鉄サリン事件などの指名手配犯約５０人について、顔写真や身体的特徴、事件の内容に関する情報を掲載。さらに、事件を担当する各警察本部のホームページに移ることもでき、事件の検索機能もある。

　サイトへの接続や登録は無料で、登録会員は匿名で情報提供が可能。書き込んだ情報は直接警察に送信される。

　警察庁によると、全国の指名手配容疑者は１９３３人（１０月１６日現在）。うち重点容疑者は５７９人。