◇日本・韓国・在日を架ける野球人生
第1回永住外国人地方参政権シンポジウム「在日も住人だ--東アジア市民の参政権を問う」が11月3日、鳥取市伏野の県立福祉人材研修センターで開かれる。第1部では、在日韓国人2世の野球評論家、張本勲さんが「日本・韓国・在日を架ける野球人生」と題して講演する。
在日本大韓民国民団県地方本部などで作る実行委員会(八村輝夫委員長)主催で、昨年5月に行われた韓国の統一地方選で永住外国人により選挙権が行使されたことを受け、日本でも同様の地方参政権付与に向け、市民の意識啓発を図る。
張本さんの講演は、午前11時半~午後0時20分。第2部(午後0時40分~2時40分)は、永山正男・鳥取大副学長をコーディネーターに、薛幸夫(ソルヘンブ)・民団県地方本部団長や大学教授らでパネルディスカッションをする。
実行委事務局を務める民団県地方本部は「民団が地方参政権の運動を本格的に始めて14年になる。日本の市民にも関心を持って理解してもらい、一日も早く参政権を獲得できるよう協力してほしい」と話している。
定員300人で、入場料は500円。チケットの問い合わせは実行委(0857・22・6780)。【山下貴史】
毎日新聞 2007年10月31日