【シドニー31日AFP=時事】オーストラリアのAAP通信が31日伝えたところによると、牧羊犬に使われるオーストラリアン・ケルピー犬が、飼い主の老婦人を襲った毒ヘビを命懸けで撃退した。自らはヘビにかまれて毒が回り、現在、生死の間をさまよっている。
フェイ・ペールソープさん(68)は28日、ゴールドコーストの家で庭いじりをしている最中に、長さ約2メートルの毒ヘビ、コブラモドキに襲われた。ペールソープさんは「ヘビは60センチほども首をもたげ、3度も襲いかかってきた。私はただもう大声で叫びながら逃げ回った」と話した。
すると、飼っていた3匹のケルビー犬が勇敢にもペールソープさんを追っていたヘビに襲いかかった。特にテスが奮闘して撃退したが、その際に毒ヘビに耳をかまれた。急いで動物病院に運んで解毒剤を与えられたが、昏睡状態となった。
獣医はペールソープさんに、「強い毒で、もしかまれたのがあなただったら庭の階段のところまでも行きつけなかったでしょう」と話して、テスの生死の確率は半分半分だと告げたという。しかし、テスは31日にはまばたきを始め、ペールソープさんは少しずつだがよくなっていると話している。
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