政府の規制改革会議は29日、子育て経験者を対象に保育士資格の取得要件を緩和することを検討し、12月末にまとめる第2次答申に盛り込むことを決めた。全国的に不足している保育士を確保するとともに、子育て経験者に就労機会を提供するのが狙い。
保育士資格には、短大などで養成課程を修了して取得する方法と、資格試験を受験する方法がある。高校・中学卒業者が試験を受けるには2~5年間、児童福祉施設での実務経験が必要だが、子育て経験者にはこの条件を免除する。
また、裁判所が行っている差し押さえ物件の競売業務を民間にも認めることを検討する。【佐藤丈一】
毎日新聞 2007年10月29日 23時36分
10月29日 | 保育士資格:条件緩和を検討…子育て経験者対象に |