1日午前1時50分ごろ、長崎市虹が丘町の山中で、市企画部長の男性(59)が首をつり、死亡しているのを捜索中の警察官が見つけた。浦上署によると、ネクタイを数本つなぎ合わせ、登山道脇の木にかけて首をつっており、死因は窒息死。自殺とみられるが、遺書は見つかっていないという。
男性は市の原爆被爆対策部長を務めていた7月下旬、報道機関の女性記者にわいせつ行為をしたとして内部調査を受け、事実関係をおおむね認めていた。
10月31日は通常通り市役所に勤務。1日午前0時45分ごろ、家族が「帰宅しない」と浦上署に届け、署員や知人らが捜していた。
発見時はスポーツウエア姿で運動靴を履いており、自宅には家人が不在時に1度帰宅した形跡があったという。