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無料の妊婦健診、全国平均は2.8回 厚労省調べ

2007年11月01日

 無料で妊婦健診を受けられるよう市町村が公費負担しているのは全国平均で2.8回(8月現在)であることが31日、厚生労働省の調査で分かった。厚労省は今年度、受診促進のために地方交付税を増額し、最低5回分を公費で負担するよう要望していた。

 全国の平均回数は、前回の04年度調査を0.7ポイント上回った。市町村の取り組み状況をみると、「今年度から回数を増やした」17%、「今年度中に増やす予定」6%、「来年度以降増やす方向で検討中」59%、「未定、増やす予定なし」18%だった。

 都道府県単位で公費負担の平均回数を見ると、「2回以上3回未満」が30自治体と最も多く、計43自治体で5回を下回った。最多は秋田県(10回)で、一番少なかったのは大阪府(1.2回)だった。

 妊婦は出産までに14回程度の健診を受けることが望ましいとされる。1回あたり5000〜8000円程度かかり、費用負担を理由に受診しない妊婦も少なくないため、厚労省は公費負担の充実を呼びかけている。

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