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横浜市立脳血管センター医療事故:執刀医ら不起訴へ

 横浜市磯子区の市立脳血管医療センターで03年7月、脳内の血腫を取り除く内視鏡手術を受けた女性(54)が重い意識障害を負った医療事故で、横浜地検は1日にも、業務上過失傷害容疑で書類送検されていた執刀医の脳神経外科副医長ら計4医師を不起訴処分にする方針を固めた。

 神奈川県警の調べでは、副医長らは03年7月28日、内視鏡手術の経験がないのに、センター内の倫理委員会に意見を聞かず、経験者の事前指導や立ち会いなども受けずに手術を実施した。

 県警は、十分な準備をせずに行った手術で女性の脳を傷つけた疑いがあるとして、今年2月23日、4医師を横浜地検に書類送検した。女性の家族によると、女性は現在も寝たきり状態で入院中という。【鈴木一生】

毎日新聞 2007年11月1日 東京朝刊

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