2007年の国際競争力トップは米国、日本は8位

2007年 11月 1日 08:09 JST
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 [ジュネーブ 31日 ロイター] 世界経済フォーラム(WEF)は31日、2007年の国際競争力ランキングを発表。131の国・地域で米国が1位となった。米国は財政の健全性について懸念があるが、有力な大学や革新的な企業が集まっている点が評価された。

 WEFは、米国は規模が大きく「生産性と革新性における潜在力が世界で最も高い」と評価した。

 一方、米国は巨額の財政・貿易赤字を抱えているうえ、ドルも下落していることから、経済大国としての地位をインドや中国などの新興国に奪われるのではないか、との見方も出ている。

 国際競争力ランキングの2位以下はスイス、デンマーク、スウェーデン、ドイツ。ただ米国はマクロ経済の安定性については75位で、チュニジアやベトナム、モンゴルなど発展途上国より下位となった。

 アジア諸国では、シンガポールが7位、日本が8位、中国が34位、インドが48位だった。中南米ではチリの26位が最高だった。