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たん吸引処置ミス、89歳女性が死亡 名古屋

2007年10月30日13時35分

 名古屋市熱田区のみなと医療生協協立総合病院は30日、人工呼吸器を着けた同市の女性患者(89)が、たんの吸引作業後の処置のミスで死亡したと発表した。同病院は医療事故と認め、発生した29日に熱田署に届け出た。

 事故報告書によると、29日午前9時半ごろ、日勤の看護師(46)が、気管切開された女性ののどに差し込まれた管を通してたんを吸引したが、その後の管の装着処置を誤り、女性が息は吸えるが吐けない状態になったことに気づかないまま、病室を離れた。15分後に別の看護師が心肺停止状態の女性を発見した。

 女性は9月下旬から横行結腸がんで入院、手術後に人工呼吸器を装着していた。

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