2007年 10月 31日
山陽本線で2人が列車にはねられ死亡
岡山市のJR山陽本線で、31日、2人が列車にはねられ死亡しました。31日、午前7時前岡山市中尾のJR山陽本線・尺藤二踏切付近の線路上に、人がうずくまっているのを走行中の貨物列車の運転士が見つけました。運転士は非常ブレーキをかけましたが、間に合わず、人をはねたあと停車しました。警察によりますと列車にはねられたのは岡山市に住む14歳の女子中学生で、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。女子中学生の自宅からは両親にあてた遺書が見つかったということで、警察では自殺の可能性が高いとみて調べを進めています。一方、31日、正午前には岡山市白石のJR山陽本線・野田一踏み切りで、自転車を押して渡ろうとしていた岡山市一宮の無職、植月実さん(69)が、岡山発・徳山行きの4両編成の普通列車にはねられました。この事故で、植月さんは全身を強く打ち、搬送先の病院で、間もなく死亡が確認されました。列車の乗員・乗客38人にケガはありませんでした。現場は、遮断機、警報機のある踏み切りで、警察によりますと、植月さんは事故当時、遮断機の下りた踏み切りに自転車を押して進入していたということです。相次いで列車がストップしたため、JRによりますと31日午後4時現在で山陽本線、赤穂線、伯備線の列車200本以上に運休や遅れが出ていて、約58000人に影響が出ました。

倉敷市で死亡事故、飲酒運転の男を逮捕
31日朝、倉敷市で道路を横断していた男性が飲酒運転の車にはねられ死亡する事故があり車を運転していた男が警察に現行犯逮捕されました。事故があったのは倉敷市水島北亀島町の県道です。31日午前7時前、横断歩道を渡っていた近所に住む無職奥山高さん(71)が普通乗用車にはねられ死亡しました。警察は乗用車を運転していた男が酒気帯び状態だったとして自動車運転過失傷害と酒気帯び運転の現行犯で倉敷市連島町の飲食店経営川原勝容疑者(26)を逮捕しました。警察の調べによりますと川原容疑者の呼気1リットルあたり0.3ミリグラムのアルコールが検出され、「自分の経営する店で酒を飲んで帰宅する途中だった」と飲酒運転を認めているということです。

伊豫商事の役員ら初公判
巨額の融資焦げつきが明らかになった岡山市の紙製品卸売会社伊豫商事の役員ら3人の初公判が31日開かれ、3人は公文書偽造の事実を認めました。有印公文書偽造などの罪に問われているのは伊豫商事の代表取締役、大島敏昭被告(59)ら3人です。起訴状などによりますと3人は共謀し、おととし6月と今年3月の2回、伊豫商事などが合わせて約18億円の税金を納めた事を装った偽の納税証明書を作成しました。そして、偽の証明書を岡山市内の金融機関に示したものです。31日の初公判で3人は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めました。被告はこのほかにも全国農業協同組合連合会名義の債務保証書などを偽造し、金融機関からあわせて85億円をだまし取った詐欺容疑でも岡山地方検察庁に逮捕されています。

倉敷市議らが前収入役に市長選出馬を要請
来年春に予定されている倉敷市長選挙に向けた動きです。31日、一部の市議会議員らが倉敷市前収入役の伊東香織さんに市長選出馬を要請しました。市長選出馬を要請したのは倉敷市議会議員や、前助役などが結成した「倉敷市政を刷新する会」のメンバー約40人です。メンバーが東京都内で伊東前収入役と会い、1万2200人あまりの署名を添えて市長選への出馬を要請しました。伊東さんは41歳、1990年に旧郵政省に入り2003年から今年6月まで倉敷市で総務局長や収入役をつとめたあと、現在は総務省の多国間経済室長をつとめています。来年行われる倉敷市長選挙には、現職の古市健三市長がすでに出馬を表明しているほか、別の候補者擁立に向けた動きも出始めています。

坂出市でエスカレーターの緊急点検
神奈川県のスーパーのエスカレーターで、小学生がけがをした事故を受け、エスカレーターの緊急点検が31日、坂出市で行われました。この緊急点検は今月16日に神奈川県のスーパーのエスカレーターで9歳の男の子が手すりとアクリル板に挟まれた事故を受け、国の指示で行われたものです。点検では香川県の建築指導課の職員3人がエスカレーターの手すりから身を乗り出すのを防ぐアクリル板が建築基準法通りに取り付けられているか、チェックしていきました。建築基準法ではアクリル板の長さをエスカレーターの手すりの高さより20センチ下まで伸ばすことが義務づけられています。31日の点検で問題はありませんでしたが県では量販店などに対し利用客に注意を促すよう要請しました。緊急点検の対象となるエスカレーターは香川県内に約400基、岡山県内に約650基、設置されているということで来月中に安全性を確認することにしています。

高松市のホテルが”脳を鍛える”弁当を開発
高松市のホテルが、ユニークな弁当を開発し、1日から販売を始めます。脳を鍛えるための弁当と銘打った新しい弁当です。脳機能を高めるDHAを含むサバ、そして季節野菜のマリネ。記憶力を高める効果が期待される大豆をふんだんに使ったミートローフ。雑穀米をしっかり噛む事で、脳に刺激を与えます!脳を鍛える弁当「脳弁」は、香川県下でホテルを経営する穴吹エンタープライズが開発したものです。血液をさらさらにするひじきや、細胞を元気に保つ緑黄色野菜、栄養のバランスを考えた42種類の食材を盛り込みました。また、弁当に添えられたパンフレットには、栄養についての豆知識が掲載されています。この脳弁は、1日から高松市の高松国際ホテルとロイヤルパークホテル高松で、会議用の弁当として販売されます。

倉敷市で倉庫火災
31日未明、倉敷市で倉庫を全焼する火事がありました。ケガをした人はいませんでした。31日、午前0時40分ごろ倉敷市児島味野上の倉庫から火が出ているのを通行人が見つけ119番通報しました。消防車4台が出て消火活動にあたった結果、火は約15分後に消し止められましたが、鉄骨スレートぶき平屋建ての倉庫、約20平方bを全焼しました。けがをした人はいませんでした。焼けた倉庫は普段、火の気はなかったということで、警察と消防で実況見分をして火事の原因を調べています。