アルバム3枚で終わるバンドが多かったワケ
バンドブームの頃の話しです。
あの頃のバンド、アルバム3枚出して、解散とかそのまま名前が露出しなくなるバンドが多かったです。
それは、アルバム3枚出して、バンドが力尽きたとか、そ~ゆ~ワケぢゃ、なかったです。
メジャーなレコード会社との契約が、「契約は2年で、アルバムのノルマは3枚」って条件が、多かったんです、実は。
いや、全部のバンドがそうだというワケぢゃないですけど、少なくとも、あたしのまわりとか、知ってるバンドとかは、そ~ゆ~理由でした。
バブルな頃だったから、それくらいの予算、2年分の契約金とアルバム3枚の製作代くらいは、わりと簡単に通った金額だったんぢゃないでしょか。わかんないけど。
で、その2年の間にすんごく売れて、まだ行けそうだ、と判断されると、次の契約延長になるんだけど、ほとんど多くのバンドは、それでさようなら、だったワケです。
でね、けっこう最初はメジャーというモノに夢を持って契約しても、2年の間に商売のいやな面とか、あの頃いっぱいいた、自分が偉いと勘違いして威張るレコード会社の人とか、バンドを自分のモノのように扱って口出しする人とか、そ~ゆ~のにうんざりしてしまって。
3枚目のアルバムは、意欲的・積極的じゃなく、契約だからしょうがなく、レコード会社の人のいう事を飲んで作ったり、してね。
だからつまんないアルバムになったりして、バンドの方向性が変わったとか言われてファンの評価も低くて。
そいで契約切れて、4枚目が無いから、3枚目が出来が悪くて売れなかったから契約切られた、とか言われて。
それから、自分が偉いと勘違いしてる人たちに色々言われて、バンドの中でも賛成反対あって、メンバー間がぎくしゃくしてきたりで、契約切れると同時に解散になっちゃったり。
もっとひどいと、レコード会社がボーカルだけ契約更新したいとか、ベースとドラムを変えたい、とかで、人間関係までめちゃくちゃになって、解散になってしまったり。
でもね、人生の中で2年間、夢を見た、っていうか。
イヤな思いもしたけど、いい経験だった。今思えばやっぱり楽しかった、って言うバンドも多くて、救われるっていうか、ほっとするんだけどね。
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