千葉県柏駅前とストリートミュージシャン
う~ん、ちょっと考えてしまうニュース記事がありました。
大音響のバンドはお断り? 千葉・柏駅前の商店主ら
http://www.asahi.com/national/update/0205/023.html
千葉県の、JR柏駅周辺で、「サムシング・エルス」ってバンドが演奏していたことで有名になって、週末に冬でも7~8組のストリートミュージシャンがいるんだそうで。
でも、最近アコースティックギターだけでなくって、アンプ持ち込んだり、ドラム持ち込んだりする、いわゆるバンド形式のグループも増えてきたんだって。
んで、商店主が作る「柏駅周辺イメージアップ推進協議会」ってのが、「アコースティックギターこそ柏のイメージ」って言って、大音量のバンドにやめてくれ、って言ってきたっていうわけ。
でも、ききめがないので、これからは、本格的に立ち退きをしてもらうんだって。
「アコースティック1本で頑張る若者の夢を大事に支えたい。街のイメージづくりに貢献してきた彼らの芽は摘みたくない。彼らを守るために大音量のバンドの規制はやむを得ない」
と、この協議会の会長さんは言ってるってハナシ。
あれれ? ストリートミュージシャンを、その歌の内容や、態度や、やり方でなくって、「音量」だけで決めつけですかぁ。
アコースティックギターだったら応援して、電気を使ったギターは応援してくれないんですかぁ。それって、どういう事ですか、偏見ですね。
たしかに、駅前で大音量はまずいと思う。たくさんのバンドが集まると、競争で音も大きくなるし。なにしろ誰でも演奏できる場所なのだから、中にはあまりうまくない人も、いないとは言えないし。
でも、音量に決まりを作るとか、演奏許可時間を決めるとか、そういう形で協力をお願いして、それを守らない人は、立ち退いてもらう、というのが大人のやり方ぢゃ、ないですか。
アンプ使ってるから、ドラムセット持ち込んだから、という見かけだけで立ち退き、って決め方は、ものすごくひどいと思います。
「アコースティック1本で頑張る若者」も、アンプ使って頑張る若者も、夢に向かって頑張るのに、違いはないのにね。
いいよ、柏のバンドマンたちよ、そんな不条理な街は見捨てて、別の場所を探すんだ! そして夢を叶えて、でっかくなって、柏市で凱旋コンサートをやる時、イヤミを言ってやるんだ!
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