ファミコン・スーファミ、引退へ 任天堂が修理受付終了2007年10月31日20時32分 任天堂は31日、家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」と「スーパーファミコン」の修理受け付けを打ち切った。昨年発売した「Wii」が世界的にヒットするかげで、80〜90年代に世界のゲーム市場を席巻し計1億1千万台が売れた両機がひっそりと現役を去る。
ファミコンは83年、後継機のスーパーファミコンは90年発売。任天堂は生産終了後も「利用者がいる間はサポートを続ける」と修理を受け付けてきたが、最近は月に数件程度しか申し込みがなく部品の調達が難しくなった。ファミコン時代のゲームがWiiのダウンロード機能で楽しめるようになったこともあり、修理打ち切りを決めた。 ファミコンは発売当時1万4800円。ゲーム機能を備えたパソコンの半分以下の価格で6191万台を売る人気となり、宮本茂・現専務らが生み出した「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」、他のソフトメーカーが作った「ドラゴンクエスト」などのソフトが世界的にヒットした。 ゲーム雑誌編集のエンターブレイン・浜村弘一社長の話 ファミコンがなければ、ゲームはパソコンのおまけにとどまっていた。今や3兆円規模に育ったゲーム産業をゼロから作り上げた存在と言っていい。ゲームの定義や楽しみ方が大きく変わりつつある今の時期にファミコンが役割を終えるのは感慨深い。 PR情報この記事の関連情報ビジネス
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