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2004.01.04

だから坂本九&平井堅は気持ち悪いのだ

や~、はじめてもらったコメントが批判で、これは大変不良なロックらしくって、ある意味うれしいかも(^^;)

以前に書いた 坂本九&平井堅は気持ち悪い にコメントをもらったのだけど、そのコメントも言わせてもらえばけっこう一方的な決めつけな所があるんだよね~。
「坂本九さんも天国で素晴らしいなと思ってくれているはずだ」
って、誰も坂本九の本心など聞けないのに~。「はずだ」なんて誰も言えないのに~。
でしょ? 

デュエットを許可した妻・柏木由紀子も、聞かれればきっと「主人(九)も天国で喜んでいると思います」と答えると思うよ。でもそれはある意味社交辞令でしょ。坂本九も柏木由紀子も、人に嫌われる事のない大変よく出来た人だもの。人を悪く言ったりしないし。

そして、坂本九自身にもし聞けたとしたら、きっと坂本九も「ありがとう」と言うと思う。でもそれは「アーティスト」として本心だろうか? って思うわけよ。坂本九としては自分の歌った歌を他の人がカヴァーしてくれる事は名誉なことだよ。
でも、今回は「カヴァー作品」としては認めない人多いでしょ。だって平井堅の「見上げてごらん夜の星を」はまるまる坂本九だから。歌い方も、アレンジも、原曲のままだから。そこにはオリジナリティがないぢゃない。

これじゃ、カヴァーされてもうれしくないよ。本当のアーティストなら。
他のアーティストがどう歌ってくれるか、がカヴァー作品を歌ってもらう一番の楽しみなのに。

たとえばあたしは、青春パンクはキライだけど(笑)、FLOWの「贈る言葉」とか、ヒップホップ(か?)なビリケンの「なごり雪(nagoriyuki)」は、認めるワケ。なぜかっていうと、ちゃんと自分たちなりの受け止め方をして、アレンジして、自分たちの歌い方をしてるから。原曲を汚してない。自分たちのオリジナリティがあるからね。平井堅は原曲をそのまま歌うことでかえって原曲を汚してしまってるワケよ。ある意味ね。

本当に尊敬し、インスパイアされたのなら、自分の歌い方、自分のアレンジでご本人にお返しするのがアーティストだよ。

これが全くオリジナルなアレンジで違う曲にしていたら、こんな気持ち悪さはなかったと思う。それがアーティストとしてのオリジナリティであり最低限のルールだから(商売として使うという場合のこと。単にライブで歌ったり、宣伝に使わないでアルバムに収録するなら原曲のまま大切に歌うこともあり。今回は商売に使っているでしょ)。

だいたいさぁ、レコーディングしたスタジオが“偶然”坂本九が最後に使ったスタジオで、完成した日が“偶然”命日で、アルバム発売日が“偶然”坂本九の誕生、って。あのね、音楽業界にそんな“偶然”はありません(笑)。全て宣伝のために仕組まれたスケジュールですって。そういうクサイ“偶然”を並べる所が、また、気持ち悪いワケよ。ロックな人間としてはさ! 


お願いです。
コメントを書く前にまずこちらを読んでください。
http://nancy.cocolog-nifty.com/music/2004/01/post_2.html#c111992

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Comments

 FLOWの「贈る言葉」だけど、武田鉄也自身は「あまりいい気はしない」と言ってたし、あなたの「アーティストはアレンジしてくれた方が嬉しい」って意見も一方的な決め付けじゃないですかね?結局は「アレンジ」されても、「そのまま歌う」としても、聞いてる側の好みでしょ?自分は冷静な見方をしているような気になっていても、結局あなた自身、偏見でものを見てるんでしょうね。

Posted by: 龍 | 2004.01.17 at 08:32 PM

龍さん、何か勘違いしてますね~。
あたし別に冷静になんて見てないですよん。

あたしはロックが大好きです。それも不良のロック。
それは「カッコいい」んです。
別に、音楽のロックだけに限らず、ロックなにおいのするものは世の中にいっぱいあって、そういうものの方が、ロックじゃないものよりずっと好き。

で、死者を商売道具に使うなんて、めちゃくちゃ格好悪いし、卑怯だし、最低だと思ってる。
正直に「坂本九さんを尊敬し、命日に合わせて発売しました」って言う方がずっとロックでカッコいいでしょ。

だから、今回のやり方は格好悪いし、気持ち悪いの。

Posted by: なんしぃ | 2004.01.18 at 06:02 PM

 最後の意見はもっともだと思う。たまたま命日…、っていうのはあとづけな感じするしね。正直に言った方がカッコイイのはそう。ロックに対する想いは伝わってきたって感じかな。まあ、私はロック苦手だし良さはわかんないんだけどね。私はいくつかカバーされた曲について、カバーされたアーティストの人達が苦い顔してるのを
見たり聞いたりしたわけ。たとえば武田鉄也の贈る言葉にしても、「若い人が受け継いでくれるのは嬉しい。でもこの歌は聴かせる歌で、言葉ひとつひとつを意味をかみ締めて欲しいという気持ちはある。」って言ってたの。やっぱ本人達が大事に歌ってる歌には、慎重になって欲しいっていうか。聴いてる方も、あまりにもイメージ崩れたりするのは不快だからね。「こういうのもイイな。」って場合もあるから何とも言えないところだけど。わたし個人的には、今までのイメージを壊されるのは嫌だから、持ち歌として歌ってる人達のイメージを殺さず歌ってる歌のがいいわけ。後は人それぞれの好みの問題だとは思うけどさ。冒険して自分達の世界を作るのもイイだろうし。前の歌に忠実に歌うのもイイだろうし。どっちがイイというより、好みの問題かな。

Posted by: 龍 | 2004.01.22 at 10:56 PM

あたしは、ロックの中でも過激なパンクというジャンルに波長が合っただけありまして、性格も、考え方も、過激だと思います(^^;)好きな物は好き、嫌いな物は嫌い、普通なら言いにくい事もズケズケ言います。だから敵も多いです。そんな風に生きてます(笑)。
たぶんこれからもロックな考え方、パンクな考え方、がいっぱい出てくると思います。
ふ~ん、ロックな人間はこうやって生きてるのか、って思ってやってください(笑)。

それから、実は、今ロック界でも、カヴァーアルバムって流行ってます。それの是非は別として。
ロックだとオリジナリティも勝負のひとつだから、いかに自分たちらしく料理するか、を楽しんでるんです。元歌をどれだけ自分たちらしくするか、って感じ。

「今までのイメージを壊されるのは嫌」ということで、これは坂本九が、まだ記憶に新しいから、そこも問題だと思ってるんですね。
名曲だから、大切に思ってる人は多いだろし、坂本九と同世代、同時代に生きた人がまだたくさん来てるワケぢゃないでうかぁ。そういう人にとって、大切にしたい曲だからこそ、若造に、あんな風に歌って欲しくなかった、って思う人も、いると思うんですよぉ。
もっとずっと古い曲だったら、「今までのイメージ」なんてそんなに強くないから、多少変わっても、すんなり聞けると思うんです。
だから、いろんな意味で中途半端に、なってしまってる、と思うんです。

Posted by: なんしぃ | 2004.01.25 at 03:05 PM

なんしぃさんの『たぶんこれからもロックな考え方、パンクな考え方、がいっぱい出てくると思います。
ふ~ん、ロックな人間はこうやって生きてるのか、って思ってやってください(笑)。』
という発言、少し引っかかります。よくそんな軽々しい理由で堅さんの事が気持ち悪いとかネット上で言えますね。ネットって全国でみられるわけでしょ?そんな莫大な情報網の中で自己満の意見を(しかも批評というレベルを超えた中傷?)よく言えるなあと思います。

人それぞれ好みはあるし自分の意見が絶対だとは考えていませんから、なんしぃさんのように他人の意見を否定したりしませんが、堅さんにもプライバシーとかあるんだから、『ロックな人間はこうやって生きてるのか、って思ってやってください(笑)。』という発言で堅さんへ行き過ぎた批評を片付けないで頂きたいのです。

なんしぃさんがロックやパンクが好きなように、平井堅が好きな人もいる。だからいろんなジャンルがあるわけで、いろんな評価がされるのです。それでいいじゃないですか。答えはひとつじゃないです。なんしぃさんの考えをこの場で発表するのは構いませんが、内容を考えたほうが良いのでは?ここは近所のおばさん達と話すような狭いところではなく、全世界レベルなのだから。

Posted by: | 2004.01.31 at 01:04 AM

無名さん、およそなにか勘違いされている方のようですね。
あたしは、別にどこからか金をもらってこのBlogを書いてるいるわけではありませんです。むしろニフティにお金を払って、このスペースを使っているのです。
言論の自由って知ってます? もちろん好き勝手に何でも書いていいって事ではないですけどね。

あたしは全世界に、今回の平井堅のやり方は卑怯だ! と言いたいですね。「亡くなった人を商売道具に“利用”した」という点で。
死んだ人の歌を歌ってはイケナイとは言ってませんよ。尊敬する先人の歌を歌いたいのは誰にでもあるし、歌うのも自由ですよ。
でも、なぜ、デュエット曲でない曲を、デュエットする必要があるのか? 坂本九の映像を無理矢理使う必要がどこにあるのか? という事です。
美しいいい曲は歌い継がれるべきです。でもそれは歌いたい人が自分で歌えばいいんです。
本人にデュエットの意志のない映像を勝手に使うのは、売るための道具に使った、ということです。大変恥ずかしい行為です。
妻が許可した? 妻は妻です。坂本九自身には聞いてません。

元々デュエットするための映像なら誰がデュエットしてもいいでしょう。でも今回の曲と映像は違います。だから不自然だし、変なんです。
それを変だと言わない平井堅も変です。
当然、音楽も商売なので、売るための戦略や作戦は必要です。しかし今回のやり方は、偶然命日です、とか、偶然同じスタジオですとか、そんな子供だましな言い方、よく言うな、という感じです。

レコード会社の戦略に対し、それを否定しない、できない、アーティストは、レコード会社の道具でしかありません。
わたしはそんな道具を、すばらしいアーティストだとは思いません。

ここはあたしの思うことを、全世界に向けて発表していい場所です。誹謗中傷はしていません。やり方が卑怯だ、恥ずかしい、わたしはこういうやり方は否定する、と言っているのです。誰ででも自分の意見を言う権利があります。

それに、ご心配なさらなくても、あたしは、掲示板の管理者を10年やってます。ロックの掲示板とかでなく、個人の掲示板でもなく、不特定多数の人がやってきて交流する公の場所です。そういう所で書く事がどういう事か、おそらく無名さんよりはわかってますよ、きっと。だって無名さんは、ここがどういう場所かわかってないようだし(Blogってのは個人の持ち物です)、言論の自由の意味も取り違えてるみたいだし、平井堅のプライバシーとアーティスト部分の区別も付いてないみたいだし(だってこの話しに平井堅のプライバシーなんか全く関係ないです。なんで平井堅のプライバシーが出てくるのかも不明です)。

反論意見があれば、せっかくBlogなのだから、トラックバックして記事として書いてくれませんか。いや、そうしなくちゃいけない事はないですけど、そういう事ができるのが、Blogの魅力なんですもん。ニフティ会員じゃなくっても月に250円で誰でも持てるんだから。

だからって、この記事に反対するためだけに250円でBlog作って、反論終わったら更新しない、ってのはやめてくださいね(笑)。

Posted by: なんしぃ | 2004.02.01 at 02:55 AM

音楽の門外漢ですけど。

皆さん、こだわりを持ってらっしゃるんですね。

場違いかも知れませんが、一言。

平井さんのカヴァーは、あと2年くらいしたら忘れられてしまうのかも知れませんが、

九ちゃんの曲は、100年後、誰がどんな風にカヴァーしてるんでしょうか?

楽しみ。

Posted by: 返せ北方領土 | 2004.02.09 at 11:16 PM

返せ北方領土さん、すごいスカっとする視点ですね(^^)
確かにそうでしょうね。名曲は何年も腐ったりしません。

ああ、でも、返せ北方領土さん、あと100年生きて、見届けてくださいね。あたしは不摂生で不健康でめちゃくちゃな生活してるから、100年なんて生きられないだろうな(^^;)

Posted by: なんしぃ | 2004.02.12 at 03:07 AM

こんばんわ。
過去ログ(とよぶのかなw)みてたら、この記事のコメントに、
「龍」って方がおられてびっくり!!

俺じゃないですからねwww
あせったぁぁ^^

この記事の前の記事も読ませてもらいましたが、
まぁ、いろんな人がいますねwww
ちゃんと対応されてるなんしぃサンには感服します。

いやぁ、俺みたいなデカダンスな人間に言えることは、
「ロックな人間はこうやって生きてるんだ!!」
ってことぐらいかな^^v

Posted by: | 2004.02.28 at 04:18 AM

龍さん、どうも。
あはは、わたしも初めて龍さん「狼の皮を被った羊」の方の龍さんがいらしてくれた時、えっ!? って思いました(笑)。
でも、Blogサイトを見に行って、ロックな香りがいっぱいだったので、ああ、これは別人だ、ってわかりました(^^;)

言いたいことも言えない、みんな平和で仲良く、では、生きていけないです、あたしは(^^;) 嫌われてもけっこう、好きなモノは好きだし、キライなモノはキライ、はっきり言っちゃいますです(^^;)

ってなワケで、今後ともよろしくです~。

Posted by: なんしぃ | 2004.03.02 at 09:35 PM

今後のこの記事に関するコメントの対応について書きます。
なぜそう思ったかはこちらを読んでください。
http://nancy.cocolog-nifty.com/music/2003/12/post_9.html#c111984

以下、上記コメントに書いたモノと同文ですが、こちらにも記しておきます。

■今後の対応について
あたしは次の2つの記事と、そのコメントで、何度も何度も何度も、同じコトを繰り返しています。
http://nancy.cocolog-nifty.com/music/2003/12/post_9.html

http://nancy.cocolog-nifty.com/music/2004/01/post_2.html

今まではコメントに全て返事を書いてきました。何度も何度も何度も同じコトを書いてきました。

しかし何度繰り返し書いても、それ以上の話しの進歩も前向きな意見も出てきません。いいかげん飽きてきました。平井堅の(正確にはその仕掛け人の)今回の行動がすばらしいと思うのなら、その主張などを述べていただけるなら対応のし甲斐もあります。

今後は時間を割くだけの価値があると思う意見にしか反応しませんのでご了承ください。
本来、コメントに反応するのもしないのも、オーナーの自由です。

そして、意見のある人は、上記2つの記事と、そこに付いている全てのコメントを読んで、その上で意見を聞かせてください。同じ答えばかり書いても意味がありませんから。

それからこれは希望です(強制とかぢゃないですよ!)
平井堅とその仕掛け人の今回の「歌」がすばらしいと主張する人で、ロックをあまり聴いたコトがない人は、一度このBlogの中であたしがカッコいい、と言っているバンドの半分くらいでいいので一度音を聞いてみてください。
いろんなバンドのカッコいい音を聞いて、ビデオを見た上で、それでも今回のデュエットという行為がすばらしいか、考えてみてください。

これは、ロックをわかる人とわからない人には、大きな壁があるので難しいと思いますが。体育会系とナンパ系、文系と理系に、理解できないモノがあるのと同じように、パンクとメタルの違いがわからない人にいくら話しをしても、理解できない、というコトだと思っています。

Posted by: なんしぃ | 2004.03.14 at 04:37 PM

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