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ゾンビ映画サントラ館

 

悪魔の墓場 ゾンビ&シャドー バタリアン
エイリアンドローム(ヘル・オヴ・ザ・リヴィング・デッド) ゾンビ(20周年記念盤) バタリアン&バタリアン2(完全版)
クリープショー ゾンビ(ロメロ版未発表曲集) バタリアン・リターンズ
サンゲリア&人喰族 ゾンビ(アルティメット盤) ビヨンド
サンゲリア(アーカイバル盤) ゾンビ(ゴールドトラックス盤) ビヨンド&ラットマン
サンゲリア(コミック封入完全盤) ゾンビコップ ビヨンド(コミック封入完全盤)
サンゲリア2 ゾンビ3 ブレインデッド
地獄の門 地球最後の男 ヘルハザード 禁断の黙示録
地獄の門&悪魔の墓場 デモンズ 墓地裏の家
食人族 ドクター・ブッチャー&猟奇変態地獄 ランド・オブ・ザ・デッド
死霊のえじき ドーン・オブ・ザ・デッド
スペースバンパイア ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(生ける屍の夜) ★オムニバス
スペースバンパイア(完全版) ナイト・オブ・ザ・リビングデッド死霊創世紀  エヴィル・トラックス:クラウディオ・シモネッティ
ゾンパイア ナイトメア・シティ(吸血魔の街) ルチオ・フルチのホラー&スリラー
ZOMBIO死霊のしたたり

 


ゾンビコップ
刑事がゾンビ化しながらゾンビ製造犯とゾンビ軍団を相手に戦うという刑事アクションとゾンヒ・ホラーを合体させた画期的作品。バディ刑事もののバリエーションでもあり、アクション・テイストとホラー・テイストが上手く噛み合って面白く仕上がってましたな。

音楽は、アーネスト・トゥルーストが担当。『トレマーズ』でお馴染みの方ですが、いかにも80年代風味の大仰なアクション・サウンドが強烈で、音楽だけを聴いていたら、単なる刑事アクションみたいです。

元々『ピラニア』『モンスター・パニック』『ハウリング』等のロジャー・コーマン系(ジョー・ダンテ系?)のホラー映画専門の編集マンだったマーク・ゴールドブラットの初監督作で、実質、この作品だけが監督作品という異質な作品であるだけに、監督がアーネストを絶賛しているのは良く判りますな。ライナーノーツでもベタ誉めなのが笑ってしまいます。

 


 

ヘルハザード/禁断の黙示録』
『パタリアン』のダン・オバノン監督による新手のゾンビ映画…。いやまぁ、実際にはゾンビ映画じゃないんですが、一応、生ける屍が登場する映画という事で…。オバノン監督が『バタリアン』の次に手掛けた作品で、実質的にオバノンは、この2作しか監督していないんですな。そういう意味では貴重な映画かと。

原作(「チャールズ・ウォードの奇怪な事件})は『死霊のしたたり』でもお馴染みのH・P・ラヴクラフトで、いわゆるゴシック・ホラーというヤツですが、死体を蘇らせる実験を行う男が主人公というだけで、『ZOMBIO死霊のしたたり』風味を感じてしまいますな。その昔、一度映画化されていて、その邦題が『怪談呪いの霊魂』というのも、雰囲気を醸し出していてグーです。

で、肝心の音楽は、エンパイア映画の巨匠、リチャード・バンドが担当していて、この人、ズバリ『死霊のしたたり』や『フロム・ビヨンド』の人でもあるんですな。なので、訳知り同士で作られた映画っていう感じもしてしまいますな。

スコア的には、劇伴に徹した力強い曲調で、雰囲気的にはゴールドスミスの『エイリアン』調ではあります。とりわけ。映画のクライマックスに至るシーンに流れる曲が、音楽だけ聴いていると、メチャクチャ盛り上がっておりまして、はて、映画の方もこんなに盛り上がっていたっけ…!?  と思えぐらいで、とにかく力の入ったスコアになっております。

因みにこのサントラ、ジャケットにリチャード・バンド師匠の直筆のサインが印刷された限定盤になっておりまして、それがどうしたと言われても、返答に困ってしまいますな…。

 


 

スペースバンパイア』(完全版)

トビー・フーパー監督のSFゾンビ映画『スペースバンパイア』の完全版サントラ盤。以前リリースされていたバージョンは、主にヘンリー・マンシーニが作曲したスコア中心で構成されていましたが、今回のは、アシストしているマイケル・ケイメンが作曲した追加スコアも収録されての2枚組完全版仕様でのリリース。なので、全46曲・約140分にも及ぶ大エクスパンデッド・エディションになっております。その通常盤を紹介した際に「いずれ完全版も出るかも…。まぁそれはナイでしょう…」と言ってたんですが、本当に出てしまうとは、イイ時代になったものですなぁ(笑)。

当然ながら、以前リリースのアルバム・バージョンの曲も完全にカバーされている他、ボーナス・トラックとして未使用の“ダメージ曲”も収録されている豪華版で、これ1枚(2枚組ですが…)で、『スペースバンパイア』のスコアは全て堪能できるという訳ですね。とにかく、全編、ノリノリのド派手なオーケストレーションの連発で、映画の高揚感を存分に高めてくれておりまして、例の有名なテーマ曲(テレビ番組等でもお馴染み)以外は、完全に劇伴に徹している為、本編に慣れ親しんでいない人にとって、音だけで楽しむというのには、ちょっと無理があるようにも思いますが、それでも、この映画が好きだというマニアには、避けて通れぬサントラだと思われますデス。

マンシーニの曲とケイメンの追加曲とが、ハッキリ分かるように構成されているのも親切で、やはり、映画に流れたスコアが漏れなく全て聴けるというのが完全版の魅力ですね。個人的には、ディスク2の3曲目が好きです。映画のラスト・シーンからエンド・クレジットに移るタイミングが絶妙で、思わずテーマ曲を口ずさんでしまいますな。

という事で、3000枚のみの限定発売なので、お買い逃しのないように。

 


 

『ゾンパイア』

日本未公開のゾンビ映画…、というか、実際はバンパイアもの+狼女もの映画なんですけどね…。でも、原題は“Crypt of the Living Dead”となっていて、直訳すると“ゾンビ(生ける屍)の地下納骨所”。なので、原題から勘違いしてゾンビ映画だと思い込んでいた方は多数いた模様。その昔、輸入ビデオ・ショップでこの映画のビデオを見つけた時は、みんなゾンビ映画だと思っていたようですな。

それはともかく、音楽はフィリップ・ランブロ。他の作品ではほとんど知られていないコンポーザーですが、ワタシもよく知りません。ただ、映画の内容にマッチした音楽は、なかなか雰囲気バッチリで良いですな。よく流れるテーマ曲が、どことなく“ハリー・ポッター”の曲調に似ていて、もしかしてジョン・ウィリアムスがパクったのか…!? と、一瞬思ってしまうような、本当に似ている曲でした。

 


 

『ゾンビ』(ゴールドトラックス盤)

またまたまたまたまた『ゾンビ』でおます。昨年から今年にかけて、イタリアのシネヴォックス系のゴブリンのアルバムがリマスターされて(題して“ゴールドトラックス盤”)続々とリリースされていますが、これもその中の1枚で、本命『ゾンビ』の登場です。

それまでのと何処が違うかというと、基本的には下でも紹介している“20周年記念特別盤”と内容は同じになっとるです。なので、ジャケット以外、曲目等に違いが無い訳ですが、やはりこのジャケットが最高というコアなお方にお薦めの1枚。デジパック仕様で、ディスク留めの裏には、過去から現在にリリースされた『ゾンビ』のビデオやDVDのジャケが掲載されているのもオツで、ディスク面の女ゾンビ(さて誰でしょう?)の表情もなかなかイイですな。

封入されているブックレットに、日本のキング盤サントラの事が言及されていて、ちょっとした『ゾンビ』サントラ・エピソードになっています。

 


 

『ゾンビ3』

悪名高きイタリアン・ゾンビ映画の迷作。当時粗製乱造されたゾンビ映画の1本で、当初はサイテー映画扱いもされていましたが、今観ると、結構オツな出来に仕上がっているのは、その後に作られたゾンビ映画がよりサイテーだった為でしょうか。つまり、この映画の方がまだマシだった…というオチですね。マイコー少年と母親とのアブない関係も見所だし…。

で、こんな映画にもサントラがありました。…というのはウソで、実は、前々から気になっていたんですが、この映画のゾンビ・シーン(笑)のバックに、何処かで聴いた事のある曲が流れていまして、この映画を観る度に、それが何だったか、思い出せないでいたのでしたが、別箇所で紹介しているこのサントラを聴いていて納得。そう、これは、その映画のサントラからの転用(流用)だった訳ですな。で、しかもこの映画だけではなく、『ドラゴンへの道』にも流用(あの映画の場合は、モリコーネの『ウエスタン』なんかも堂々と使ってましたからね・笑)されてるのを思い出し、何処かで聴いた事のある…というのは、この事だったんだと、妙に納得したものでした。なので、実際の音楽担当は、ギル・メレになりますな(笑)。

ともあれ、マイコー少年とその母親の冥福を祈りつつ、これを聴くのも宜しいものかと。

 


 

『食人族』

エ〜、ゾンビ映画ではないんですが…。でもまぁ一応、“カニバリズム描写”のあるホラー映画という事で…。そんな訳で『食人族』です。もう1本の食人映画『人喰族』も、下で紹介しているので、これも有りという事で…。

長らく廃盤になっていたCDですが、ここに来て再発売。音楽は、イタリア映画界の大御所で、この手の映画は得意としているリズ・オルトラーニ。まぁ、『世界残酷物語』を持ち出すべくもなく、残虐なシーンのバックに美しい音楽を流すというのは、イタリア残酷映画界の常套手段ですからね。

その美しい主題曲以外に、“♪ヒュン・ヒュン”と鳴る電子ドラムの音が何とも無味乾燥で、この映画の“やる気の無さ”を感じさせてくれていますね。因みに、CD-ROM仕様になっていて、リズ・オルトラーニのインタビュー映像と予告編が収録されています。

 


 

『ランド・オブ・ザ・デッド』

お待たせ致しました。ロメロ監督の最新ゾンビ映画の登場です。『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』『ゾンビ』『死霊のえじき』に続く、“デッド・サーガ”の第4弾であります。長らく、企画だけが先行していた作品でしたが、『ゾンビ』もリメイクされた昨今、まさしく、ロメロ監督が満を持して発表したとも言うべき待望作ですね。

で、サントラですが、『えじき』『クリープショー』で一時期ロメロとコンビを組んでいたジョン・ハリソンではなく、新たなメンバーによる構成になっていて、担当しているのは、『ストーカー』ラインホルト・ハイルジョニー・クリメックのコンビ。こうなった経緯はよく分かりませんが、取り敢えず、“金が無かった…”という事でしょうか…。

しかし、金の無いのを気力で吹き飛ばすロメロの事、今回の音楽も、それなりに頑張っております。リメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』がそうであったように、当作品も、本格的なスコア(劇伴)による構成になっていて、これが何とも、バリバリのオーソドックス・ホラー・スコアになっていて、なかなか味があります。『ゾンビ』のゴブリンほどのインパクトは無いにしても、映画の終末的内容を巧くシンボリックに表現している思われますねぇ〜。

 


 

『バタリアン/完全版』

またまた登場しました『バタリアン』です。今回は、“完全版”となっての新装登場です。前回のサントラとどういう違いがあるかというと、まず、前回未収録だったタイトル・バック曲(インストゥルメンタルのメイン・テーマですね)が収録されている所。前回盤は、ボーカル曲オンリーのコンピレーション盤の構成で、なのでスコア曲が無いのが残念だった訳ですが、今回のこのバージョンで、遂にあのテーマ曲が収録されてる事になり、とにかくファンにとっては嬉しい所ですね。あの、ゾクゾクするようなオープニングには、この曲がピッタリですからね。因みに作曲はマット・クリフォード

あと、ボーナストラックとして、続編である『バタリアン2』のサントラも収録してあるのも嬉しい所。まぁいわば、「1」と「2」の通常盤をカップリングした形に、「1」のテーマ曲(スコア)が追加収録してある…と言った方が早いかも知れませんが、要はそういう事です。

とにかく、これさえあれば、“華麗なるバタリア・ワールド”がタップリ楽しめるという訳ですね、ハイ。

 


 

『ドーン・オブ・ザ・デッド』

昨年公開された新作ゾンビ映画。恐れ多くも、あのジョージ・A・ロメロ監督の名作『ゾンビ』を堂々とリメイク。本当なら『ゾンビ2』とか『新ゾンビ』にならないといけないところが、邦題はストレート(なのか…!?)に原題をそのまま『ドーン・オブ・ザ・デッド』とは…。

ロメロ版がゴブリン(といっても、ゴブリンを起用したのはアルジェント版の為ですが…)を使ってプログレッシブなサウンドを送り出したのに対し、今回はタイラー・ベイツが、オーソドックスな劇伴を提供。これがまた、ある意味終末的なムードを出していて、澱んだ中にもパンチ力があって、なかなかイイ感じなんですよねぇ。オープニングからベードラ連打のドスの効いた曲が勢揃い。そして後半の5〜6曲は、ダイナミックで燃える曲の連続という、ド迫力スコア満載で、劇中にチラっと流れるボーカル曲も入っています。

にも関わらず、何故か正式にサントラがリリースされなかったのは不思議でしょうがないですが、蛇の道はヘビ、ちゃんとプロモ盤と称されたブート盤(?)が出回っているんですね。とにかくスコア・オンリーで、全31曲収録という豪華版で、“新ドーン”の世界を堪能出来る事間違いナシです。

 


 

『ZOMBIO 死霊のしたたり』

これ、大分前にリリースされていたんですが、ついつい紹介するのを忘れてしまいまして、先日CDを整理していたら出て来たので、取り敢えずアップしておきます。

H・P・ラヴクラフトの小説「死体蘇生人ハーバート・ウエスト」を映画化した、ステュアード・ゴードン監督の狂い咲きの1作。ゾンビ映画というより、むしろ医学スプラッター映画なんですが、死体を蘇生させるというテーマがゾンビそのものなのと、クライマックスに大挙登場するゾンビ軍団の不気味さを買って、これも立派なゾンビ映画ですね。

さて、アナログ時代にもサントラLPは出ていましたが、今回は、ロングバージョン仕様でリリース。音楽は、エンパイア映画のキング、チャールズ・バンドの実弟リチャード・パンドですが、何と言っても驚きは、メイン・テーマ曲。ヒッチコックの“ある映画”にソックリなんですな、これが。ソックリというか、そのまんまじゃないか…と思ってしまうのですが、これがまた映画のトンデモ具合に上手くマッチしているから、恐ろしいものですな。

因みにこのCD、3000枚のみリリースの限定盤なので、見つけたらゲットしておくように。

 


 

『地球最後の男』

ジョージ・A・ロメロがデビュー作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』を作る際に最も影響された小説がリチャード・マシスンの「吸血鬼」(後に「地球最後の男」に改題)である事は有名なエピソードですが、それを映画化したスペイン映画『地球最後の男』は、ロメロ・ゾンビの原典とも言える作品になっている訳ですね。

で、その『地球最後の男』のサントラがこれ。低予算のSFホラー映画だけに、お決まりのオーケストレーションになっている訳ですが、それが終末感溢れるこの映画のムードにピッタリで、なかなか聴き応えのあるスコアになっております。

音楽を担当しているのは、アーウィン・アレン製作によるテレビ・シリーズ「原子力潜水艦シービュー号」やカルト映画『ファースター・プッシー・キャット・キルキル』等のポール・ソーテルと、元祖「ハエ男」シリーズ第3作『蝿男の呪い』バート・シェフターのコンビで、劇中に流れたジャズなんかもちゃんと収録されていて、雰囲気はバッチリですよ。サントラ自体珍しいものなので、是非、ゲットしておくんなせぇ!

 


 

『サンゲリア』【アーカイバル盤】

そしてコチラが、下記の『ゾンビ』と同時にリリースされた『サンゲリア』のアーカイバル盤。“アーカイバル”とはどういう意味なのかというと、“超大容量”という意味ですな。つまり、以前のサントラ盤より遙かに沢山の、そして長い曲が収録されているという“完全盤”でもあるという事ですな。

具体的に言うと、以前紹介したコミック・ブックに付録として付いていた完全版サントラの流用って感じでして、若干収録されている曲目が違う所を除けば、それに次ぐ“準・完全盤”という感じになっています。

コミック・ブックが既に絶版になってしまった今、せめて音だけでも“完全に”浸りたいという方には、是非お薦めしたいサントラであります。後半登場するインプレッション曲など、映画にリスペクトした内容が泣かせてくれまっせ!

 

 


 

『ゾンビ』【アルティメット盤】

下記に続きましてリリースされたのがこれ。今回は何と“アルティメット盤”! アルティメット盤DVD-BOXの発売に合わせるかのようにひっそりとリリースされたサントラです。で、何処が“アルティメット”なのかというと、まず、上記サントラに収録されている曲は全て網羅されている事に加えて、ゴブリン・ファンの皆様、お待たせ致しました。そう、あのゴブリン・サウンドもタップリと収録されているという優れモノなのであります。

さらには、名場面の台詞まで各箇所に収録されているというのは、これは嬉しいじゃあ〜りませんか。あの、お馴染みのセリフもポンポン飛びだしますヨ! つまり、これ一枚あれば、他のサントラは要らないぐらいの仕上がりでありまして、ジャケ・デザインのセンスも、これが一番ゾンビ的であると思うのですが、如何でしょうか。

因みに、映画に流れた順番で曲も収録されているので、映画の雰囲気を楽しむにはピッタリですな。

 


 

『ゾンビ』【ロメロ版未発表曲集】

遂に出ました。『ゾンビ』のロメロ版(US公開版&DC版)に使われた曲を一堂に集めたサントラ盤であります。今まではゴブリン作曲(主に「アルジェント版」に使用)のサントラしかリリースされてませんでしたが、今回初めて、ロメロ版に使用された曲(主に50年代SF映画の未使用ストック曲)が収録されたサントラ盤(なんですよね。一応…)がリリースされて、まずはメデタシ・メデタシ…ですな。

まぁ、『ゾンビ』にはゴブリンの曲がピッタリだと自認している僕でも、やっぱりこのロメロ版の音楽は懐かしいです。というのも、80年代にリリースされた『ゾンビの』のビデオ&LDは、ずっと「US公開版」だったので、イヤでもこのロメロ版音楽を聴いていたからなんですねぇ〜。

1曲目からいきなり、映画ではエンディングに流れた「ショッピング・センターのテーマ曲」が流れて雰囲気最高。ボーカル曲もちゃんと収録されていて、『ゾンビ』の名場面を想起する事間違いなし。皆さんに人気のあの「死ぬな!ピーター」が収録されていないのが残念ですが、しかし、ずっと使われないでオクラになっていた無名の作曲家によるストック曲が、こんな所で陽の目を見るとは、思いませんでしたなぁ〜。

 


 

『デモンズ』

で、コチラが『デモンズ』の特別サントラ盤。通常の7曲(さっきのは6曲だったのに…)に加え、ボーナス・トラックとして、テーマ曲のデモ版、ピアノ演奏版、ホラー・プロジェクト版、ロスでのライヴ演奏版と、様々なバージョンで聴けるのが何とも嬉しいものです。

インナースリーブには、クラウディオ・シモネッティは勿論、ダリオ・アルジェントやランベルト・バーヴァのスナップ写真も掲載されていて、デモンズ・フリークにはタマらない1枚になっています。

アッそうそう、『デモンズ』のミケーレ・ソアビ演出によるビデオ・クリップとオリジナルTVスポットの2種類映像特典が収録された、エクストラ仕様になっているので、絶対にゲットするように。

 

 


 

【エヴィル・トラックス:クラウディオ・シモネッティ】

元ゴブリンのキーボード担当だったクラウディオ・シネモッティが担当したホラー映画ばかりを集めたオムニバス・サントラ盤。

ここに紹介されている以上、当然、ゾンビ映画が収録されている訳ですが、取り敢えず一番最初に『デモンズ』(6曲)が入っています。他に、タイトルがヤバい『ザンゴリラ』(5曲)、ゾンビなんか出てこない『ゾンビライダー』(5曲)、タイトルから大体想像が付く『ダイヤル・ヘルプ』(7曲)の全4作品が収録されています。

まぁ、取り敢えず『デモンズ』が聴けたらイイという人には、満足出来る内容ではないかと…。しかし、『デモンズ』って、映画はイマイチですが、音楽だけはイイですなぁ。それを確認する為にも、欲しい1枚ではないでしょうか。

 


 

『スペースバンパイア』

紹介するのを忘れていたサントラです。一応これもゾンビ映画ですよね。(確認してド〜する!?)元々『バタリアン』を監督する予定だったトビー・フーパーが、ある事情の為降板後、急遽コチラの監督に抜擢されたという曰く付きの作品。まぁ、ドチラにもダン・オバノンが絡んでいるので、その原因を作ったのは誰かというのは、アル程度推測出来る訳ですが…(笑)。

音楽は、ハリウッド映画界の大御所ヘンリー・マンシーニ。こんな映画にどうしてマンシーニが起用されたのか、ソッチの方の事情が知りたい訳ですが、とにかく、テレビのドキュメンタリー番組で頻繁に使用されているテーマ曲が、何とも盛り上がる名曲になっています。

因みに、映画版の音楽には、あのマイケル・ケイメンも協力しているようで、このサントラには、ケイメンの追加音楽は収録されていませんが、その内、完全版仕様で新装リースされるかも知れませんが…、まぁ、それはナイでしょうね。ア、取り敢えずこのサントラ、現在廃盤になっていますので、見つけた時には即ゲットするように。

 


 

『クリープショー』

最近リリースされたサントラ。一応ロメロ監督作ですが、まぁこれも一種のゾンビ映画だという事で…。死体が蘇るという展開から、1話目と3話目はゾンビものですからね。

音楽は『死霊のえじき』ジョン・ハリソン。この実績が認められて、『死霊のえじき』にも連続して抜擢されたようです。

曲目としては、劇場公開当時に出ていたアナログ盤と全く同じ内容で、他に、テレビ・シリーズ『テールズ・フロム・ダークサイド』から3曲と、ジョン・ハリソンが担当した未公開映画2作品から数曲が収録されているという構成。なので、純粋に『クリープショー』だけを楽しみたい人にとっては、アナログ盤でも十分という内容ですが、まぁ、こういうのもCD化されるご時世になったという事は、一応、喜んでイイという事でしょうね。

 


 

『ビヨンド』&『ラットマン』【カップリング盤】

 

またまた『ビヨンド』でございます。今度は迷作『ラットマン』とのカップリング盤。取り敢えず、表ジャケットは『ラットマン』になっているようですが、果て、こんなシーンあったっけ…? と思ってしまうような超デタラメのイラスト・ジャケになっているのがご愛敬。

『ラットマン』はフルチの『ルチオ・フルチの新デモンズ』とのカップリング盤(ドイツ盤)もあるんですが、同じデイヴィッド・ウォーベックが出演しているという事で、コチラのカップリング盤の方が理に叶っているよう。

因みに、『ラットマン』(ゾンビ映画じゃないですが…)の音楽は、『サンゲリア2』ステファニオ・マイネッティが担当しているので、そういう意味に於いても、フルチ映画繋がりという事で、このカップリングの組み合わせは、ピッタリのようですね。

しかし、『ラットマン』のようなしょうむない映画にもサントラが、それも2種類リリースされているとは…。世も末ですな…。

 


 

『ビヨンド』【コミック・ブック封入完全版】

またしても『ビヨンド』。しかしこれは、今までリリースされたサントラと違い、アメリカで出ているコミック・ブックに付録で付いていた物。ようするに、下の方で紹介している『サンゲリア』の完全サントラ盤の『ビヨンド』バージョンっていう訳。

従って、これも完全版仕様になっております。通常のサントラには収録されていない曲がテンコモリで、これでもか、これでもかと、ファビオ・フルッツィのビヨンド・サウンドを堪能する事が出来るんですな。

通常盤が11曲に対して、コチラは3倍の33曲も収録されている、マニア必聴盤。中でも、「ジョーを探して」や「スパイダー・アタック」等、見せ場を想起させる未発表曲が多いのが、何とも嬉しい1枚であります。

このサントラを聴きながら、コミック(こちらも過激で面白いです!)を読んでいると、DVDで観るのとはとはまた違った『ビヨンド』が楽しめますよ!

 


 

『ブレインデッド』

今や『ロード・オブ・ザ・リング』の監督として知られるピーター・ジャクソンが、ニュージーランド時代に撮ったグログロ・ゾンビ・スプラッター映画『ブレインデッド』のサントラ。こんな映画にもちゃんとサントラが出ていたんですね。

音楽を担当しているのは、ジャクソン映画の常連ピーター・ダセントですが、意外にもマジで正攻法の音作りにはピックリ。それでいて、一風変わった挿入歌を入れるなど、映画の仕上がりと同様、マジなのかフザけているのか分からないテイストが爆発している一作。

繰り返し映画を観た人なら、「アッ、これ聴いた事がある!」と、グロテスク場面を思い出しながら視聴するには持ってこいの、なかなかに優れた1枚なので、ファンは絶対にゲットするように。

 


 

『地獄の門』&『悪魔の墓場』【カップリング盤】
 

 

『地獄の門』と『悪魔の墓場』という、ゾンビ映画2本をカップリングしたお徳用サントラ。下記で紹介している単独盤サントラとは、どちらも全くの同内容なので、コチラ側を1枚買っただけで、2本分楽しめるという、本当のお徳用盤であります。

両作品とも、35分ぐらいの収録なので、だから実現した1枚とも言え、ジャケットのデザイン(リバーシブルというか、3つあるのでスリーバーシブル…?)も良いし、値段も上記のドイツ盤1枚と同程度だから、安くてセンスの良いものを求めている人にはピッタリのアイテムであります。

 


 

『バタリアン・リターンズ』

お馴染みの“バタリアン・シリーズ”の第3作『バタリアン・リターンズ』のサントラ。1作目・2作目は、流行のロックをバックに流してのコンピレーション・サウンド(スコアは一部だけ)になっていて、サントラ盤も、コンピ版になっていましたが、この3作目は、劇伴中心のスコア盤になっております。

バリー・ゴールドバーグジョン・フィリップ・シェネールの作曲ですが、全体的にオドロオドロしいサウンドがテンコモリで、何度も映画を観た人にはタマらないサウンドになっていますね。なんですが、印象に残るテーマ曲がないのが、この映画のマニアでない人には、ちょっと辛いかも…。

ジャケットがデジパック風の作りになっていて、四つ開きのインナージャケットには、映画のグロテスク・シーンが満載なのは、嬉しいですな。とにかく、パタリアン・マニアなら絶対に“買い”の1枚である事は間違いナシです。

 


 

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(生ける屍の夜〜ゾンビの誕生)』

そして遂に出ました。ゾンビ映画のルーツ的作品であり、ロメロ監督の名作であり、そしてゾンビ映画の古典的名作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(生ける屍の夜)』のサントラCD。

2作目の『ゾンビ』や3作目の『死霊のえじき』、果ては、リメイク版のサントラまで出ているのに、このトリロジー1作目が出ていないのは不思議だと思っていたら、やっぱり出ましたね。と、思いきや、正式に出たという噂は聞かないし、あまりにマイナーなレーベルから出たようだし…と、雰囲気はちょっとおかしい…。さては…。

いざ手に入れてみると、やっぱりそうだった…。そう、ブートレグ盤なんですね。昔ヴァレース・サラバンデ・レコードから出ていたLPの完全復刻盤なんですが、ただ単に、LPレコードをCDにコピーしただけの内容で、実際にCD−Rだし、ジャケットもカラーコピーだし…という顛末。

でも、別に怪しい路上で売られていたという代物ではなく、ちゃんとしたメーカー(マイナーだけど)からリリースされているものなんだけど、でもやっぱり怪しいのは間違いない。正式に売られているのかどうか判らないけど、まぁ、しょうがないですけどね…。

しかしまぁ、ブート盤でも、この貴重な音源がCDで聴けるというのは何とも嬉しいもので、ロメロが自分でセレクトしたという50年代のC級SF映画のストック音楽に加え、重要なセリフも随所に収録されているのが何ともイイ雰囲気。これはこれで、大いに価値がありそうだ。

 


 

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』

ジョージ・A・ロメロ監督の名作『生ける屍の夜(ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド)』を、トム・サヴィーニが監督として、カラーでリメイクした『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』のサントラ。今回が、初めてのソフト化となる模様。

オリジナル作品の方は、ロメロ監督の意向で、昔のSF映画のデッド・ストック音楽で構成されていたが、新作の方は、ポール・マッカローグによる書き下ろしスコアとなっている。映画のストーリー同様、鈍重で暗い音楽が続き、時折ショック・シーンになると、甲高い音になって、音だけで聴いていても、大体どういうシーンなのか見当が付くというタイプの劇伴スコアである。

その前の『バタリアン』が、ロック音楽のコンピレーションだっただけに、コチラの方が、オーソドックスな割りに新鮮に思えてしまうのは、この映画の音楽が、ホラー映画としては正統派の部類に入るからだろう。

これのサントラ・リリースと同時に、オリジナル作品の方のCD化も、期待したい所だ。(以前出ていたアナログ盤からコピーしたと思われるブートレグ盤が存在するようだが…)

 


 

『バタリアン』

よくよく考えたら、ゾンビ映画って、70年代から80年代初め頃に傑作が多く作られていたんですね。そんな中でのこの『バタリアン』は、84年作という事で、この中でも一番新しい(といっても、もう18年前になりますが)作品になる訳ですが、さすがにサントラは、ホラー映画のスコアというよりも、ロックのコンピレーション・アルバム・スタイルになっているのは、時代を感じさせてくれます。

この映画の、どちらかというとパロディ風味の作りに同調するかのようなロックを集めたようになっていて、曲目も「サーフィン・デッド」や「顔のない眼」「デッド・ビート・ダンス」などいかにもゾンビ映画風の曲で構成されているのも面白いところ。

逆に言うと、本来のホラー・スコアを期待した人には物足りなさを感じる部分があるのも事実で、スコア曲が1曲も収録されていないのは、ちょっと残念。せめてメイン・タイトル曲だけは聴きたかったのに…。全スコアを含めた完全版のリリースを期待したいものであります。

 


 

『悪魔の墓場』

そしてこれが、日本で公開された、一番最初のカニバリズム・ゾンビ映画の決定版としても有名な『悪魔の墓場』のサントラ。やはり、ドイツでリリースされた500枚限定盤。なので、タイトルもドイツ語(ゾンビの侵略…?)になっているので、一見ちょっと判別しにくいもの。

劇場公開時に日本でリリースされていたサントラと比べると、若干収録時間が短くなっているようで、細かく比較してみると、どうやら日本盤に収録されていたセリフが入った部分がなくなっている模様。おそらく、権利問題の為だと思われるが、逆に言うと、当時の日本のサントラ・メーカーが、好き放題していたという訳だろう。

映画のフィルム・サウンドトラックから、直接セリフや効果音をレコード化するというのは、特に東宝レコードのお得意分野だった訳で、当然ながら、権利にうるさい海外では、なかなか難しいのだと思われる。これが出る前に、イギリスでもサントラCDがリリースされていたようで、どうやらそれは『地獄の門』とのカップリングだった模様。

音楽はジュリアーノ・ソルジーニで、これまたゾンビ映画とは思えない軽快でリズミカルな曲が多いのが特長。因みに、ゾンビのうめき声や悪魔(?)の叫び声などは、ちゃんと収録されている。

 


 

『エイリアンドローム』【『ヘル・オヴ・ザ・リヴィング・デッド(死霊の魔窟)』】

次のこちらは、本当は『エイリアン・ドローム』のサントラである。なので、ゾンビ映画ではないのだが、しかしこのサントラから、あの『ヘル・オヴ・ザ・リヴィング・デッド』に何曲か使用されているので、ここに紹介した。

『ヘル・オヴ〜』は、他に『ゾンビ』からもあの有名な2つのテーマ曲を使用したりしているが、ちゃんとゴブリンとクレジットされているので、どうやら無断借用ではなさそう。ハッキリとチェックした訳ではないが、このサントラからも3〜4曲は使われている模様。

 


 

『ナイトメア・シティ(吸血魔の街)』

さてこちらは『ナイトメア・シティ』。オリジナルのイタリア語のタイトルになっているので、判別しにくいが、このジャケ写真を見れば間違いない。確かコレも、限定で1000枚の発売だったサントラ。

ゾンビ映画と言うより、B級アクション映画のノリに近いサウンドで、確かに映画自体も、ゾンビ(なのか…?)が凄く元気が良かったっけ。

音楽は、イタリア映画音楽界の大御所ステルヴィオ・チプリアーニで、この人、大御所の割りには、『テンタクルズ』とか、この手の映画が多いのには笑ってしまうが…。

 


 

『人間解剖島/ドクター・ブッチャー」&『猟奇変態地獄』【カップリング盤】

『サンゲリア』の病院のセットを使い回したという事で、ルチオ・フルチとは間接的に関係のある作品という『人間解剖島/ドクター・ブッチャー』のサントラ。何と、『猟奇変態地獄』(アマゾンの腹裂き族)とのカップリングという、これまた恐ろしいサントラ。何故かというと、『猟奇〜』のニコ・フィデンコの音楽を、『ドクター〜』でもう一度使用しているから。

でも、アメリカで再編集された“ドクブチャ・バージョン”では、上から違う曲がダビングされているので、実際に聴けるのは“ゾンビ・ホロコースト・バージョン”だけというオチが付いている。最近、そのバージョンのDVDがアメリカで出たが、ハッキリ言って、フィデンコの曲はちょっとしか使われていないので、これはいわゆる二段オチ・ギャグか…?

という事で、このサントラ、実質的には『猟奇変態地獄』のサントラだと言った方がイイみたいだ。

 


 

【ルチオ・フルチのホラー&スリラー:オムニバス盤】

続いてこれは、「ルチオ・フルチのホラー&スリラー」と題されたオムニバス・アルバム。フルチ映画から、『マッキラー』『ザ・リッパー』『墓地裏の家』『マンハッタン・ベイビー』『ビヨンド』『ルチオ・フルチの新デモンズ』『ヘルクラッシュ/地獄の霊柩車』の7作品が収録されたお徳用盤。

一番ラストに、フルチ監督自身のメッセージが収録されているのも、ファンには嬉しいところ。そういえば『マッキラー』は、エンニオ・モリコーネが担当していたんだなぁ。

 


 

『墓地裏の家』

そしてこれが『墓地裏の家』『地獄の門』と同じドイツのメーカーからリリースされた500枚限定盤。

何故か映画以上に印象的な、あの悲しみを帯びたテーマ曲が、タップリ聴ける訳だが、それだけを聴いていると、とてもこの映画がゾンビ映画だなんて、思えないところがポイント。

今回は、ロマノ・リザッティ、フランコ・デ・ジェミニ、アレッサンドロ・ブロンクスタイナーの3人が共同で音楽を担当している。もしかすると、前記の曲想は、それが原因かも知れない…。

 


 

『ビヨンド』

続いて『ビヨンド』。表ジャケット(&アウターケース)は英語で書かれているが、裏ジゃケットやライナーノート、それにディスク面等は、全てイタリア語という、外側だけアメリカ製のようにしたもの。

他にも『墓地裏の家』とのカップリング盤も出ているが、そっちは『ビヨンド』だけ、曲が少なくなっているので、完璧を求める方は、こちらの方をお薦め。音楽はやはり、ファビオ・フルッツィ

 


 

『地獄の門』

続いて『地獄の門』。ドイツのレーザーヴィジョン社から、限定500枚でリリースされた貴重盤。内容としては、イタリアのBEAT社から出ていたアナログ・サントラと同じ曲目・構成になっている。

このシリーズは、何故かDVDのトール・サイズと同じ大きさ・仕様のCDケースになっていて、表側は、中のCDがそのまま見える形になっている。(因みにこれはジャケットの裏面)

『サンゲリア』『ゾンビ』をミックスしたようなテーマ曲が、何故か笑えます。音楽は、『サンゲリア』同様、ファビオ・フルッツィが担当。

 


 

『サンゲリア2』

そして『サンゲリア2』。フルチが病気の為、途中でブルーノ・マッティ監督にバトンタッチされた不本意な映画だったが、音楽だけは何故かゴキゲンなサウンドになっている。

実際、映画を観て、音楽だけが印象に残った人も多いみたいで、取り敢えず、音楽だけは最高の出来と言ってもいいぐらい。あの、“寛平ゾンビ”のノリのような、素晴らしさとだけ言っておこう。

因みに音楽は、ステファノ・マイネッティ

 


 

『サンゲリア』【コミック封入完全盤】

こちらの『サンゲリア』は、30曲タップリ収録された完全盤。実は、コミック・ブックに付録で付いていたもので、メインはコミック本の方で、CDは付録みたいな扱いなのですが、しかししかし、そのサントラCDが、今までにない曲も収録された完全版仕様になっているのが嬉しいですな。

30曲中、実質的なサントラは前半の13曲だけで、後は予告編やラジオ・スポット、イメージ曲で構成されている。下記のカップリング盤には入っていなかった「アイボール」という、目玉串刺しシーンに流れる曲が入っているのが嬉しいでんな。音楽はファビオ・フルッツィ

 

 


 

『サンゲリア』&『人喰族』【カップリング盤】

続いては、ルチオ・フルチのゾンビ映画から、まずは、これも定番『サンゲリア』。これは『人喰族』とのカップリングという、恐ろしい組み合わせのカニバルCDになっているサントラ。

両作品ともいきなり予告編のサウンドから始まるという嬉しいサントラだが、『サンゲリア』の方は、13曲中、サントラは実質5曲(それ以外は、トリビュート・スコア)という構成で、ちょっと寂しいところ。でも、『人喰族』はタップリ楽しめる。

 


 

『死霊のえじき』

“ゾンビ・トリロジー”の最終章『死霊のえじき』のサントラ。ちょっと前までは、劇場公開時にリリースされたアナログLPから作られた海賊盤CDが出回っていたが、これは最近になって発売された正式なサントラ盤(限定版です)。

アナログ盤に入っていた曲以外に、音楽&効果音トラックとして、5曲がボーナス・トラックとして収録されていて、マシンガン音やらゾンビのうめき声やら、喰われる音やら(全部で30分もある!)を聴いていたら、映画の名場面が浮かんでくるぐらいのド迫力である。音楽はジョン・ハリソンが担当。

 


 

『ゾンビ』【20周年記念盤】

こちらは『ゾンビ』の20周年記念完全特別盤。通常の10曲以外に、テーマ曲の別バージョンや、実際の映画には使われなかった曲等…の7曲のボーナス・トラック追加されている。中でも、「ゾンビの声」と題された最後の曲が聴き物。しかして、その実態は…!?

一応ゴブリンのアルバムになっているので、「ロメロDC版」に使われている曲は収録されていない。

 

 


 

『ゾンビ』&『シャドー』【カップリング盤】

まずは定番ロメロの『ゾンビ』。これは同じゴブリンという事で、アルジェント監督の『シャドー』とカップリングされたサントラ。両作品合わせて11曲収録なので、『ゾンビ』からは6曲しか収録されていない不完全盤。

でも、主要な曲はちゃんと入っているので、ちょっと聴いてみたいという人にはお徳用盤かも…!?

 


 

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