2007年10月31日 19時26分更新
年金受給者をねらって法律で定める上限の5倍から7倍の金利で金を貸していたとして、神戸市の貸金業の男ら2人が出資法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは神戸市中央区の貸金業「ファースト」の経営者河則光容疑者(33)と従業員の金鐘夏容疑者(43)の2人です。
警察の調べによりますと、河容疑者らはことし4月から8月にかけて神戸市須磨区の76歳の無職の男性ら3人にあわせて40万円を貸し付け、法律で定める上限の5倍から7倍にあたる1日0点3パーセント以上の利息を受け取っていたとして、出資法違反の疑いがもたれています。
河容疑者らは「年齢相談」などと新聞に広告を出して、高齢者に金を貸し、年金の支給日に2人の名義の銀行口座に自動的に金が振り込まれるように手続きを取って、平成13年から6年間でのべ340人からおよそ1億5千万円の返済を受けていたということです。調べに対し2人は容疑を認めているということで警察は河容疑者らは年金受給者を狙って金を貸し付けていたとみて余罪を追及する方針です。