虐殺写真などについて。
虐殺写真などについては、中には当時の記録写真もあるが、出典が不明であったり、間違った説明をつけられていたりする場合がある。掲示の際には注意して欲しい。何時(when)、何処で(where)、何が(What)撮影された写真か明らかにして、討論が発展するような形式の掲示にして欲しいと思う。
以下、実例を挙げる。
1)出典が明らかであり、間違った写真説明がつけられて流通しているもの。
以下の写真は1928年「済南事件」で中国人に虐殺された日本人の遺体を検死している写真である。
731部隊とは関係ない。
この写真は、アメリカ人写真家のカール・マイダンス氏が撮影し、『ライフ』誌に載ったものである。
なお、一般には重慶爆撃の写真とされている。
もとの記事には
「激しい空襲が終わって群衆が地下壕を出ようとしていた時、突如『敵機襲来』の警報が鳴り、警防団がい
きなり地下壕の扉を閉めたため、人々がパニックに陥り窒息死・圧死した」
という説明もついている。
2)検証の結果、疑惑があるもの。
この写真は、「揚子江に捨てられた死体」として紹介されたことがあるが、鉄兜が日本軍のものではない。
これは、中国国民党軍が使っていたヘルメットの形状である。
また、下の写真は「南京寇軍活埋我同胞之惨状」(「日寇暴行実録」)とされているが、
この記事 によると合成写真である可能性が高い。
「写真の原本と異なる」と論難を受けた部分は、「日寇暴行実録」の両ページを結合してできた際の歪みである。
しかしながら、
前の兵士と後ろの兵士の服装が違う(夏服と冬服)
a上の兵士の腕がない
穴の中の人間の角度が不自然
写真撮影者が全く不明
などの疑惑が残ることには変わりがない。
3)出典が不明であり、著しく信憑性が無いもの。
この写真は、当時兵隊の間
で作るのがはやり、将校が頭を抱えたという、兵隊たちによるやらせ写真の疑いがある。
また、人物の影に注目して戴きたい。
向きも大きさも違い、別の時間帯に撮影したものを合成した可能性が大きいと考えられています。
この写真も出典が不明であり合成の疑いがあります。
『顔の陰と切り落としたとされる顔をつかむ手に合成のミスがある』とされています。
私は日本軍が行った「事実」については認め反省する。
しかし、悪意により拡大解釈されたものを放置するのが良いとは思わない。
韓国の機嫌をとって何でも謝ればいいというものではない。
そういう無責任な態度はかえって有害と考える。
もし、より良い関係を築き挙げようとするならば、「真実」を追求する必要があると考える。
「写真」には人間の感情を大きく動かす力がある。
私も正直な話、虐殺写真を挙げられるととても不快になる。
日韓ともに写真を掲示する場合には注意して欲しいと思う。
また、南京虐殺については諸説あるが、写真の出典は不明なものが多いので注意して欲しい。
(文章中の赤字の部分をクリックすれば、引用元のページにリンクしています)
*サイト設置者注*
虐殺写真の欺瞞性については「大虐殺派のウソ写真と証言」というサイトが詳しいです。 |