平成19年10月31日 |
簡易型AIS及び小型船舶救急連絡装置等の
無線設備に関する技術的条件の検討開始 |
本日、情報通信審議会情報通信技術分科会(分科会長:土居 範久 中央大学理工学部教授)において、海上無線通信委員会から「海上無線通信設備」のうち「簡易型AIS及び小型船舶救急連絡装置等の無線設備に関する技術的条件」についての検討開始の報告がありました。 |
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AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)は、船舶局や海岸局において船舶の動静など多くの情報を交換するシステムであり、船舶の衝突防止や港湾管理には不可欠のシステムとなっています。しかし、現在のAISは高価であることから、設置(搭載)が義務付けられていない船舶については、普及に至っていません。このため、安価かつ小型なAIS(簡易型AIS)の制度化の期待が寄せられています。 |
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小型漁船においては、転落事故による海難が後を絶たず、その要因として漁船員の高齢化、一人乗り操業化等があり、転落者の約7割が死亡又は行方不明となっております。この対策として、事故発生の際、転落者の身につけた小型無線機から船舶局を介し、海岸局へ自動的に緊急事態を連絡することができるシステムの検討が行われてきました。また、船団で操業する漁船群において、迅速かつ的確に各船舶の位置情報を伝達できるシステムについても検討が行われています。その有効性を踏まえ、これらのシステムの制度化の期待が寄せられています。
以上から、簡易型AIS及び小型船舶救急連絡装置等の無線設備の技術的条件の検討が開始されたものです。 |
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「海上無線通信設備の技術的条件」のうち「簡易型AIS及び小型船舶救急連絡装置等の無線設備に関する技術的条件」(別紙1(PDF)参照)について検討されます。 |
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情報通信技術分科会における審議に資するため、同分科会海上無線通信委員会(構成員は別紙2(PDF)参照)において検討が行われます。 |
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検討事項のうち簡易型AIS及び小型船舶救急連絡装置等の無線設備に関する技術的条件について、平成20年5月頃に一部答申を受ける予定です。 |
【連絡先】
総合通信基盤局電波部衛星移動通信課 |
担当 |
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濱崎課長補佐、松井海上係長 |
住所 |
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〒100-8926
東京都千代田区霞が関2-1-2 中央合同庁舎2号館 |
電話 |
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(直通) 03-5253-5901 (代表) 03-5253-6111 内線 5901 |
FAX |
: |
03-5253-5903 |
E-mail |
: |
maritime_atmark_ml.soumu.go.jp
(※スパムメール対策のため、ご送信の際は、「_atmark_」
を「@」に変換してください。) |
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