不都合な事実・拉致問題
ジャーナリストの田原総一朗氏が29日(本日)より北朝鮮へ取材に出かける。田原さん曰く、「北朝鮮を巡る状況が大きく変化してきたので・・・・・・」その辺のことを北朝鮮の高官と会ってインタビューしたいということである。
現在、北朝鮮の非核化を実現するため6ヵ国協議が行われているが、その協議の中で日本は「拉致問題」を抱えているということで、身動きがとれない状況になっている。その最大の原因はアメリカの北朝鮮に対する政策転換にある。ブッシュ大統領、ライス国務長官は、「バンコ・デルタ・アジア」に置かれていた北朝鮮の資金凍結を解除することからはじまり、現在では「テロ支援国家」からの指定解除も念頭においている。「拉致問題」の解決に向けて日本に配慮するようなリップ・サービスはしているが、「面倒な事だ」というのがアメリカの本音だろう。 2002年に小泉元総理が北朝鮮を訪問し、金正日は「拉致」を認め、その時、「5人生存8人死亡」ということを告げた。この会談によって2002年10月に蓮池さんたち5人が帰国したのだが、北朝鮮との約束では、2週間ほど滞在したのち北朝鮮に戻すということだった。しかし、安倍前首相はその儘日本に止まらせることにした。 現在、政府が認めている拉致被害者の数は17人ということになっている。勿論その中には横田めぐみさんも入っているわけだが、北朝鮮に関する消息筋によれば残りの被害者は既に生存していないということだ。 6ヵ国協議の参加国の内北朝鮮を除く他の5ヵ国にも、それぞれの思惑があるのだが、日本の場合は「拉致問題」を抱えていることで、特別な立場に立つことになっている。 一体「拉致問題」というものは、どういうことになれば解決したということになるのだろう? こういう事を言うのは、不謹慎になるのだろうが、敢えて言えば「拉致問題」というもは日本にとって「不都合な事実」だということになるのではないだろうか。 「アル・ゴアからパクるんじゃないよっ! しかし、こんな事書いていいのか?」ワンコは明らかに危惧していた。 追、40年来の友人である小室等がかつて一緒に「六文銭」をやっていた及川恒平、四角佳子と「まるで六文銭のように」というユニットを組んで、「はじまりははじまる」という新譜を発表した。最近、わけのわからないガキの歌ばかりでうんざりしていたので、このアルバムを聞くのが非常に楽しみだ。 |