このページでは、「ソフト側の設定は間違いないはずなのに、なぜか録音できない」というケースを扱っています。
録音できない!
― 録音ソフト
や
録画ソフト
を使って音声を録音したはずなのに、なぜか音が全く録音されていない ―
そんな場合、ソフト側の設定が悪いのではなく、パソコン側の「録音デバイス」※1
がきちんと設定されていない可能性が
高いです。
※1 簡単に言うと、録音する際の「入力元」のこと。
たとえば、ユーザーが
と思っていても、Windows 側が
という準備をしていたら、録音できるものもできません。
という訳で、録音を行う際は、まず「ユーザーが録音したいと思っている音」と「Windows が録音しようとしている音」を
一致させる必要があるのです。
そこで行うのが、先述の「録音デバイス」の設定です。
「録音デバイスを設定する」ということは、「Windows が録音しようとしている音を指定する」のと同じことなのです。
(「録音デバイス」がきちんと設定されている場合は、
こちら)
では、その「録音デバイス」の設定方法を...(OS が2000 / XP の場合)
(98 やMe、NT の場合も、大体似たような感じです)
- 「コントロール パネル」を開きます。
- 「サウンドとオーディオデバイス」(OS が2000 の場合、「サウンドとマルチメディア」)を選択。

- 「オーディオ」タブを開きます。
- 「録音」欄の「音量」ボタンをクリック。

- 「録音コントロール」というウインドウが開き、「録音デバイス」として指定可能なデバイスが一覧表示されます。
一つしか表示されていない場合は、メニューバーの「オプション」から「プロパティ」を開き、
「表示するコントロール」欄で、必要なもの(よく分からなければ、全て)にチェック → 「OK」をクリック。

- あとは、任意のデバイスの「選択」にチェックを入れればOK。
(各デバイスの意味は、下記 を参照)
録音デバイスのスライドバーが下がりきっていると録音できないので、
このスライドバーを(録音ソフトのレベルメーターなどを見ながら)適当に調整します。
OS がVista の場合
- 「コントロール パネル」 を開きます。
- 「ハードウェアとサウンド」を選択。

- 「サウンド」を選択。

- 「録音」タブを開きます。
ここに、「録音デバイス」として指定可能なデバイスが一覧表示されます。
一つしか表示されていない場合は、適当なところで右クリック → 「無効なデバイスの表示」にチェックを入れます。
- あとは、任意のデバイスを有効化すればOK。
他のOS と違ってスライドバーなどがありませんが、録音デバイスを右クリック → 「プロパティ」 →
「レベル」タブで、録音レベルや左右バランスを調整することができます。

主な録音デバイスには、以下のようなものがあります。
目的に応じて使い分けましょう。
- マイク - パソコンの “ マイク端子 ” に繋いだマイクから録音を行う
- ライン入力 - パソコンの “ ライン入力端子 ” に繋いだ外部機器(コンポやMTR 等)から録音を行う
- WAVE※2 - パソコン上で鳴っている音を録音する
※2
サウンドデバイスによって、「WAVE 出力ミックス」や「ステレオミキサー」や「ステレオアウト」等、名称が異なる。
録音デバイスが少ない場合は、最新のドライバをインストールすることにより、デバイスが追加されるケースがあります。
「録音デバイス」がきちんと設定されているのに録音できない場合は、次のページへ。
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